JUMPのかぐや姫.｡*-10-

◇464 -orange- ページ14

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「え、なんであたしも一緒に行くの？！」







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涼介に車に乗せられ、今どこかへ向かっている。









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隣の運転席でハンドルを握る




涼介の横顔に問いただす。








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涼介「Aも連れてきてって言われたんだよ」







「あ、そうだったの」









それなら早く言ってよね。






変に焦ったじゃない。









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涼介「だから仕事が終わったら、デートな」







そう微笑まれ、そんな怒りもおさまる。








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そして着いたのは日テレ。








「え、収録とかじゃないよね…」








涼介「それはないんじゃないか？



だって話って言われたし。ほら行くぞ」








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そう言って涼介はあたしの手を引いて



中に入っていった。









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そして打ち合わせをする部屋に通される。








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そこにいたのはJUMP班のマネージャーの人。








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マ「あ、ごめんね。急に呼び出して」








涼介「いえ」









あたしたちはイスに座る。









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マ「単刀直入に言うね」









あたしは何を言われるのかと息を呑む。









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マ「実はふたりに映画の話が来てて」









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「え…？」









緊張しながら聞いていたため、




予想外な言葉に力が抜ける。








けど、すぐに言葉の意味を理解してまた焦る。









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「ふたりってあたしと涼介にですか？」








マ「そうだ。ふたりが主演」








涼介「俺たちが？ふたりで？」








マ「ああ。撮影期間は今年の９月から一ヶ月間。




長野県での撮影を予定しているらしい」








「長野県…一ヶ月…。つまりそれって…」








マ「泊まり込みでの撮影になる」









涼介「その映画って」








マ「orangeという大人気マンガの映画化らしい」








「オレンジ？！あたしそれ大好きなマンガ！」








涼介「あ〜、




Aがこの前おすすめしてくれたマンガだよな」








「そうそう！え、あれをあたしたちに…？」








マ「詳しいことはまた後日になると思うけど、



ひとつだけ確認して良いか？」







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