◇1057 ページ7
＋
「ついた〜！」
天気のいい空の青とどこまでも澄み渡る海の青が
永遠に交わるような水平線。
白い砂浜が太陽に照らされキラキラと光り、
私たちの気分をさらに高める。
有岡「ひゃっほ〜い！」
伊野尾「行くぞ〜！」
薮「こら、待て。」
海に向かって今にも走り出そうとする2人を宏太くんが引っ張る。
薮「テントを建ててからな。」
伊・有「はぁ〜い」
.
そしてみんなで協力してテントを立て終える。
伊野尾「ねえA、日焼け止め持ってない？」
「持ってるよ」
カバンから取り出し、渡そうとすると
何かを思いついたようにハッ！となった顔を
見せたいのちゃんがニッと悪い笑みを浮かべた。
なんか…嫌な予感がする…
伊野尾「塗って」
「え––––」
跳ねるような声で楽しげに言ったいのちゃんが、
シートの上にうつ伏せに寝転がる。
まあ、確かに背中は届かないしね。
しょうがないから、塗ってあげようと
日焼け止めの蓋を開けた時、トントンと肩を叩かれる。
有岡(しー)
人差し指を唇の前に立てた大ちゃんが、
さっきのいのちゃんと同じようにいたずらな笑みを浮かべ
私が持っていた日焼け止めを指して、
「貸して」と口パクで伝えてくる。
あーなるほど笑
大ちゃんの意図を理解した私は、手にしていたそれを渡した。
そしていのちゃんの背中に、日焼け止めを塗り、
それを押し広げていく。
伊野尾「お〜いいね〜」
目を瞑ったままのいのちゃんは、
それが大ちゃんだと気づいていない。
それが楽しくてしょうがないような大ちゃんが
目をぎゅっとして声を出さずに笑う。
伊野尾「もうちょっと力入れていいよ」
「わかった」
私もそれにノッて、代わりに声を出すと、
大ちゃんがナイス！とでも言うように、グーサインを出す。
いのちゃんの言葉を聞いて、さらに力を入れていく大ちゃん。
伊野尾「おっ、いいよ〜」
グゥ〜
伊野尾「おっ、ちょっと強いね。」
もう笑いを堪えられない大ちゃんが肩を震わす。
グイっ
伊野尾「ちょ…痛い！」
あまりの痛さに、ガバッと起き上がったいのちゃん。
＋
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 890人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ありちゃん(プロフ) - 久しぶりに更新してくれて嬉しいです！わたしも完結寂しい、、、paradeのメイキング期待したいです、、、！涼介にもっと嫉妬して欲しい（照） (2020年6月14日 15時) (
レス) id: 7f4e14822e (このIDを非表示/違反報告)
miko - I love you (2020年5月6日 15時) (レス) id: e521ced911 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 完結してしまうなんて残念です。paradeのツアーの様子とかも書いて欲しいです♪どんな形であっても、最後まで応援します！！ (2020年1月25日 13時) (レス) id: 6ffe3ba49e (このIDを非表示/違反報告)
モリノ ツバキ(プロフ) - 完結してしまうんですか?とても面白いのでもうすぐ終わってしまうと思うと残念です。かぐや姫ロスにならないか今から心配です! (2019年12月16日 0時) (レス) id: 922f4f71bf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みほ.｡
| 作成日時：2019年12月15日 16時
