JUMPのかぐや姫..。*-22-

◇1091 ページ41

＋




それからみんなシャワー室へ直行。




ライブ後は汗だくだから、


何よりもまずシャワーを浴びたいんだよね。





みんなとは少し離れた女性用のシャワールームから出て、


楽屋へ向かうと、すぐに賑やかな声が聞こえてくる。





涼介「ふぁ〜スッキリ〜！」





そして相変わらずの上半身裸だ。






圭人「やっぱりライブ後のシャワーはいいね」




有岡「達成感がすごいよな」





.






それから身支度を整えていると、





伊野尾「じゃあねみんな」





一足早く準備を終わらせたいのちゃんが、


カメラを持ってそう言う。





「あ、そっか。いのちゃん一旦東京帰るんだね」




伊野尾「そうそう。」






いのちゃんは明日の朝、


めざましテレビに出るから、一度東京に戻るらしい。





「気をつけてね」




伊野尾「一人じゃ寂しいから、Aちゃんも一緒に来る？」




「え？笑」




涼介「何言ってんだ。」





ぐいっと後ろから腕を回して、


私を抱き寄せた涼介がいのちゃんに手を振る。




涼介「気をつけていってらっしゃい〜」




伊野尾「くぅ〜！ズルイ！俺もみんなといたい！」




薮「仕事だからしょうがないよな。」




有岡「いのちゃんいないから、今日の海は寂しいなあ」




高木「行く前提なんだw」




裕翔「無事に帰って来いよ！」




有岡「生きてまた会おう！」




伊野尾「死亡フラグみたいの立てんなw」




有岡「一回言ってみたかった笑」




薮「はいはい。ふざけてないで、気をつけて行きなよ」




「できるだけ睡眠とってね」




伊野尾「Aちゃん優しい…！


そうだ！東京から帰ってきたら、ご褒美にハグちょうだい！」




「私の？」




伊野尾「他に誰がいるんだよぉ！」




「いいけど笑」





チラ、と涼介の方を見ると、


しょうがないなとでも言うように頷く。





それを見たいのちゃんは、


急に元気になって「じゃあな〜！」と手を降って、



マネージャーさんと東京へと発った。





光「なんであいつ、あんなうるさいのw」




「なんだかんだ、やっぱり寂しいんだと思うよ」




圭人「一時的とはいえ、一人だけで帰るんだもんね」




裕翔「明日帰ってきたら、Aだけじゃなくてみんなで労ってあげよう」




「「だな」」





ほんと、メンバーみんな、



一人一人のことが大好きで大切なグループだな。






＋

◇1092→←◇1090

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す