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◇1060 ページ10







「すみません、私連れと来てるので」




男性「その子も女の子?じゃあその子も一緒に呼んでよ」




「いや…」





これは…もしかしなくてもナンパというやつでは…





助けを求めたいけど、今私たちのことがバレてしまったら、


今日はもう帰らないといけなくなる。





それは嫌だ。




せっかく、JUMPみんなで思い出を作ろうと思って、


今日を楽しみにしてたし、




みんなだって楽しみにしてたのに。



ここは、私だけでなんとかしないと。






男性「ほら、早く行こうよ。」




ぐいっ






断り続ける私に痺れを切らしたのか、


男が私の腕をぐいっと引っ張る。





その拍子に、高く積み上がっていたかき氷が崩れていく。






「やめて…」





崩れていくかき氷を見ながら、みんなの顔が浮かぶ。




助けて。





男性「その友達はどこ?その子も可愛い?」






私の声なんて聞いちゃいない男がそう言ったその時。








?「どーだろ。可愛くはないかもね?」








男たちに向かっていそう言い、


誰かがぐいっと私を引き寄せた。





びっくりしながらも、


私を引き寄せたその人を見上げる。








「いのちゃ…!」






その人の名前を呼ぶ前に、私の口元を手で覆った彼。





伊野尾「この子、俺らの連れなんですけど、なんか用ですか?」





今までに聞いたこともないような低い声。





男性「い、いや…その子がひとりなのかなーと思って」




伊野尾「それはどうもご親切にありがとうございました。」





全然思ってもないような声でそう言ういのちゃん。





伊野尾「もう結構なんで、手離してもらえますかね」





その声に男の手がパッと離れ、


どこかビクビクした様子の彼らは足早にこの場を去っていった。





「い、いのちゃん…?」






その人の聞いたこともないような声に、


本当に彼かと疑うけど、目の前にいるのは紛れもなく、



さっきまでふざけていた彼だ。





私の声に、ふと我に返ったように、


へらっと笑ったいのちゃんと目が合う。






伊野尾「なーに、分かりやすくナンパされてんだよ。」






裕翔「ちょっといのちゃん!」






するとその後ろから裕翔が荷物を抱えて走ってきた。






裕翔「急に走り出してどうしたの」





伊野尾「見ての通りよ」





裕翔「あれ?Aじゃん。なんでこんなとこにいんの?」






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ありちゃん(プロフ) - 久しぶりに更新してくれて嬉しいです!わたしも完結寂しい、、、paradeのメイキング期待したいです、、、!涼介にもっと嫉妬して欲しい(照) (2020年6月14日 15時) (レス) id: 7f4e14822e (このIDを非表示/違反報告)
miko - I love you (2020年5月6日 15時) (レス) id: e521ced911 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 完結してしまうなんて残念です。paradeのツアーの様子とかも書いて欲しいです♪どんな形であっても、最後まで応援します!! (2020年1月25日 13時) (レス) id: 6ffe3ba49e (このIDを非表示/違反報告)
モリノ ツバキ(プロフ) - 完結してしまうんですか?とても面白いのでもうすぐ終わってしまうと思うと残念です。かぐや姫ロスにならないか今から心配です! (2019年12月16日 0時) (レス) id: 922f4f71bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みほ.。 | 作成日時:2019年12月15日 16時

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