◇1023 -桜色に染まる.*- ページ23
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裕翔「やまの運転、久しぶりだなあ」
隣に座る裕翔が明るい声で呟く。
今日は楽しみにしていた花見の日。
10人の休みがなかなか揃わなくて、
なんとか今日の午後を空けてもらった。
午前中オフだった私と涼介、圭人、宏太くんの4人で、
花見に持って行くお弁当を作った。
まあ、お察しのとおり、
私と涼介でほぼ作ったんだけど。笑
そして、仕事から帰ってくるメンバーを待って、
今日は2台の車で行く。
5人乗りのこっちの車には私と裕翔、運転席に涼介。
そして仕事終わりのいのちゃんを迎えに行ってから、向かう。
もう1台の方には、いのちゃん以外のBESTの4人に加え、
侑李と圭人が乗っている。
6人には先に会場に行ってもらって、
場所取りや準備をしてもらうことになっている。
涼介「帰りはゆーてぃーが運転してよ」
ミラー越しに涼介が裕翔を見る。
裕翔「任せて」
グーサインを作ってみせた裕翔に涼介が微笑み返した。
「あ、いのちゃんいた！」
窓の向こうに、指定していた場所で待っていた
いのちゃんを見つける。
サングラスや帽子を被っているけど、
やっぱりオーラが周りと違うなあ。
いのちゃんの前で車を停めて、
それに気付いたいのちゃんが車に乗り込み、助手席に座る。
裕翔「おつかれ〜」
「おつかれ、いのちゃん」
伊野尾「おつかれ」
いのちゃんを乗せた車がゆっくりと目的地へ向けて走り出す。
「わ、いのちゃん何か飲んでる〜！」
近くのコーヒーショップで買ったらしい
新発売のジュースを飲んでいる。
伊野尾「飲む？」
「いいの？」
伊野尾「うん、どーぞ…ってもう飲んでんじゃねえか笑」
「ん〜〜！おいしい！」
伊野尾「だろ？」
涼介「いのちゃんが作ったんじゃないけどな」
あまりに美味しかったから、もう一口。
伊野尾「Aちゃん、そろそろ返してほしい」
信号が青から赤に変わり、車がゆっくりと止まる。
「ごめんごめん。私も今度飲みに行こうっと」
いのちゃんに返すために、腕を伸ばしたとき。
伊野尾「ああー！」
運転席に座る涼介が赤信号なのをいいことに、
ストローに口をつけ、ジュースを勢いよく吸った。
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ay05a09ne(プロフ) - この続き早く見たいです (2019年10月19日 18時) (
レス) id: c22c110177 (このIDを非表示/違反報告)
羽環 - ずっとずっと好きで何回も読み直してます！10月に入ってまた更新されるのがすごく楽しみです！ゆっくりでもいいので更新これからも頑張ってください！ (2019年9月2日 0時) (レス) id: dca81bc790 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅ(プロフ) - めちゃめちゃ好きです！！早く続きが読みたいです (2019年8月25日 10時) (レス) id: 1f38af8bc6 (このIDを非表示/違反報告)
まれ - 本当に大好きです！！これからも更新頑張ってください！！ (2019年8月15日 17時) (レス) id: 35f8ae6788 (このIDを非表示/違反報告)
なーちゃん - はじめまして！好きすぎます！これからも更新お願いしますっ！楽しみです！！ (2019年6月29日 18時) (レス) id: 4faa42287c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みほ.｡
| 作成日時：2019年4月28日 18時
