◇30 -コンサート前夜- ページ30
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そしていよいよ
明日がコンサートという日の夜。
みんなはもう眠っている。
もう明日だもんね。
だけどあたしは寝られなくて、屋上に来ている。
JUMPハウスは屋上もあってベンチが置いてあるんだけど、
あたしはこの場所が好き。
そのベンチに腰掛ける。
もう秋も濃くなってきたから、風が冷たい。
それにしても、星が綺麗だなあ。
あたしはここから見る星が、大好き。
すると屋上へのドアが開いた。
「え…?」
あたしは後ろをふり返る。
涼介「寝られないのか?」
涼介だった。
.
「なんか、寝られなくて」
涼介「どうした?」
あたしの隣に腰掛ける涼介。
「ソロ曲がさ…緊張するの…
いつもはメンバーが隣にいるから。」
涼介「でも俺も2年前はそうだった。」
「ソロデビューしたとき?」
涼介「そう。あのとき俺JUMP辞めようとしてたし」
うん、それは知ってた。
涼介から聞いたわけじゃないんだけど、
他のみんなも気づいてたしね。
涼介「だけど、続けられたのはみんながいたから。
バカなことばっかやってるヤツらだけど、
JUMPはね、本当にあったかい。
JUMPのメンバーになることは
俺が決めた訳じゃないけど運命だったと思う。
JUMPにいると、
この道を選んでよかったなって思えるから」
そっか。そうだよね。
涼介「Aには、俺らがいる」
うん。そうだよ。
涼介「Hey! Say! JUMPという家族がいる」
「うん…っ…」
あたしの頬を涙が走っていく。
夜風に吹かれて、ひんやりと冷たい。
家族のいないあたしにとって、
Hey! Say! JUMPは家族のようなもの。
それを分かってて、涼介は言ってくれてる。
涼介「だから、そんなに考えこむな」
そう言う涼介の声が優しくて。
「うん」
涼介「どんな時でも、Aの隣には俺らがいるからさ」
「うん。本当に…ありがと…っ」
涼介「もー、泣くな泣くな笑 目が腫れちゃうぞ」
そう言いながら、あたしの背中をさする涼介。
本当に、ここにいてよかった。
この幾億の星の中であなた達に出逢えて、
本当によかった_____
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ルイ - JUMPのかぐや姫、ライブでの告白やリトラのお話、凄くドキドキしました!一つ気になったのですが、別の方が題名だけ違っていて明日へのyellの内容がみほ.。様と同じだったので、念の為ご報告いたします。 (2021年1月30日 18時) (レス) id: 66ed316e8e (このIDを非表示/違反報告)
有岡LOVE - ライブでの告白いいですね!めっちゃドキドキしました! (2017年4月10日 17時) (レス) id: 992d55811b (このIDを非表示/違反報告)
みほ.。(プロフ) - ありやまゆいさん» いえ、あれはネットで見つけたコピペなので本人の発言ではございません。 (2017年4月3日 20時) (レス) id: bda4ffcd81 (このIDを非表示/違反報告)
みほ.。(プロフ) - 桃花さん» 25まであったこの小説を再編集して、15までにまとめたので16以降は消しました!ややこしいことをして申し訳ございません。 (2017年4月3日 20時) (レス) id: bda4ffcd81 (このIDを非表示/違反報告)
みほ.。(プロフ) - すずうたさん» 25まであったこの小説を再編集して、15までにまとめたので16以降は消しました!ややこしいことをして申し訳ございません。 (2017年4月3日 20時) (レス) id: bda4ffcd81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みほ.。 | 作成日時:2015年3月26日 15時