鬼火島殺人事件37 ページ37
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―はじめside―
in 浜
竜二「やっぱり新谷さんが犯人なんですかね？」
美雪「確かに動機はあるもんね」
流木の上に座り、佐木と美雪が話し出す。
俺もその隣に座る。
「でも肝試しの時、新谷さんは
俺たちとずっと一緒にいたんだぞ。
どうやって森村さんを殺したっていうんだよ」
竜二「そっか」
だめだ…分かりそうでわからない。
視線を前に戻すと、
「ん？なにやってんだA」
Aが海を眺めながら、ぼーっとしてた。
竜二「あぁ！」
「えっ？」
美雪「はじめ！」
「へっ？」
竜二「先輩チャンスですよ！
夏の海。2人きり。恋の思い出」
はっ！
「佐木。ビデオ！ビデオ…！」
竜二「すぐ取ってきます！」
美雪「あたしは後ろから見守っとくから！」
佐木が走って行ったのを見て、Aに近づく。
「A、大丈夫か？」
落ち着いた低めのトーンで声を掛ける。
A「うん…海老沢さんがかわいそうだなと思って…」
あらら、これは結構ショックを受けてるな。
俺もAの隣に座る。
A「だって医者になるのだって大変じゃない。
それでも自分の夢を追いかけたのに…
あたしにはないなぁ。そこまでの夢。
はじめはあるの？夢」
「もちろん！」
A「なに？」
そりゃあ、
Aと結婚するっていうすばらしい夢が！
って――…
「ちょっと待って。今ね、ビデオ待ち」
A「ビデオ？」
「いやぁ、昨日の夜はチャンス逃しちゃったからなぁ」
A「だから、あれは！//」
「そう。俺は今2度目の階段を上がろうとしてんだ」
A「言ってることが全然理解できない」
「いやだから、大人になるための2度目の…」
2度目？2度…あっ！
「そうか…」
A「いやなに1人で納得してんのよ笑」
「A！謎が解けたかもしれない！」
A「えっ！」
俺は急いで立ち上がり、
Aの手を取り、研修所に向かって走った。
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末樺 - 25話の新谷セリフ、なくなってるの 。 では、ないでしょうか？ もしあっているのに、指摘してしまっていたら、すいません。 (2018年10月8日 16時) (
レス) id: 8c3e65cecc (このIDを非表示/違反報告)
山高涼雄 - 金田一のスペシャルドラマも書いて下さい (2017年1月23日 16時) (レス) id: 1c4411f4c9 (このIDを非表示/違反報告)
涼雄担当です - 金田一のスペシャルドラマも書いて下さい (2017年1月23日 16時) (レス) id: 1c4411f4c9 (このIDを非表示/違反報告)
なやるん - みほさんが書く小説が大好きです！ずっとずっと応援してます！頑張ってください！ (2016年5月2日 20時) (レス) id: 454cb2a416 (このIDを非表示/違反報告)
みほ.｡(プロフ) - YUIさん» ありがとうございます！ 感謝してます* (2015年3月25日 20時) (レス) id: e7907ced4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みほ.｡
| 作成日時：2015年3月14日 11時
