鬼火島殺人事件35 ページ35
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美雪「A！はじめちゃん！起きて！ねえ！」
「ん…」
美雪の声が聞こえる。
ドア越しに美雪の声が。
美雪「ふたりとも返事して！」
はじめ「みゆき…？」
あたしたちは起き上がる。
はじめ「あれ…俺…」
美雪「朝になってもAもはじめちゃんも
部屋にいなかったから、心配になって」
そんな声を聞きながら、あたしは顔を上げる。
とはじめが、何かを見て驚いた表情をしてて、
そのはじめの視線の先を追うと、
「…っ…！」
黒いひもで首を吊った、
加藤さんがいた。
人生をやりなおすことはできなかった＿＿
.
それからみんなをあの部屋に呼んで、
加藤さんを下ろした。
だけど昨日あんなに笑ってた加藤さんは
もう、息をしていなかった。
これからの人生をやりなおすチャンスを、
神様は彼に与えなかった。
.
in 食堂
もう、3人も亡くなってしまって、
混乱しているみんな。
川島「まさかお前らがやったんじゃねえだろうな？」
川島さんが急にそんなことを言い出す。
はじめ「やってませんよ。それより白石さん。
あんたがハシゴを運んだのが誰だったのか
隠してる理由、わかったよ」
白石「えっ？」
「院内カースト…ですよね？」
白石「…」
はじめ「ハシゴを運んでたのは川島さんだろ？」
「親の立場が白石さんより上なのは、
森村さんと加藤さんと川島さん」
はじめ「肝試しの時にすでに亡くなってた森村さん。
肝試しに参加してた加藤さんを除けば、
あんたが見た人影は川島さん以外考えられない」
白石さんは、なにも言わなかった。
「ハシゴを運んでたのは、あなたですよね？」
あたしが川島さんにそう聞くと、
川島「けど俺は犯人じゃない！」
そう言い張る。
「じゃあどうして、
ハシゴなんて持ち出したんですか？」
川島「ビビって肝試しに参加しなかった椎名を、
脅かしてやろうと思ったんだよ」
はじめ「えっ？」
川島「椎名の部屋の窓に、偽物の鬼火を飛ばしたんだ」
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末樺 - 25話の新谷セリフ、なくなってるの 。 では、ないでしょうか？ もしあっているのに、指摘してしまっていたら、すいません。 (2018年10月8日 16時) (
レス) id: 8c3e65cecc (このIDを非表示/違反報告)
山高涼雄 - 金田一のスペシャルドラマも書いて下さい (2017年1月23日 16時) (レス) id: 1c4411f4c9 (このIDを非表示/違反報告)
涼雄担当です - 金田一のスペシャルドラマも書いて下さい (2017年1月23日 16時) (レス) id: 1c4411f4c9 (このIDを非表示/違反報告)
なやるん - みほさんが書く小説が大好きです！ずっとずっと応援してます！頑張ってください！ (2016年5月2日 20時) (レス) id: 454cb2a416 (このIDを非表示/違反報告)
みほ.｡(プロフ) - YUIさん» ありがとうございます！ 感謝してます* (2015年3月25日 20時) (レス) id: e7907ced4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みほ.｡
| 作成日時：2015年3月14日 11時
