sweet answer.｡*-3-【金田一少年の事件簿neo】

鬼火島殺人事件33 ページ33

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in 加藤さんの部屋





あたしたちは加藤さんの部屋で寝ることに。






大きめのベッドにあたしとはじめ。



ソファーに加藤さんが寝る。







あれ？




結局、ふたりで寝ることになってないですか？








「はじめ、もうちょっとそっち行って」






はじめ「えぇいいじゃん。



せっかく一緒に寝られるんだし」







すると、






加藤「俺さ、頭から離れないんだよ」







加藤さんが話し始めた。






「え？」






加藤「あの時の鍵穴の光景が。



部屋の感じも妙にゆがんでて…」







はじめ「あぁ確かに、ちょっと歪んで見えたような」






加藤「海老沢がまさか、


じさつ未遂するなんて思わなくて」






「あの…海老沢さんと皆さんって何かあったんですか？」








あたしがそう聞くと加藤さんが



頷いて、話し始めた。







加藤「海老沢がじさつを図った原因は、



間違いなく椎名だ」






はじめ「え？」







加藤「椎名はもともと、海老沢と仲良かったんだ。



海老沢は医者じゃなくて


小説家になりたかったみたいで、




非番の時なんかに、


2人で探偵小説を書いたりしてたみたいなんだけど、





森村の奴それが気にくわなくて、



椎名に海老沢をいじめるように仕向けたんだ」




.






椎名((小説家になりたい奴が、


なんで研修医なんか続けてんだよ))





海老沢((なんで、お前…))





椎名((うざ…早く医者やめてくんない？))







.






加藤「それが原因で海老沢は首をつった」







はじめ「なんで椎名さんは



あんたらの言うことを簡単に聞いたりしたんだ？」







加藤「院内カーストってやつだよ」






「院内カースト？」







加藤「俺たちの親医者だろ？うちの病院、




親の序列が俺たち子どもの上下関係を決めてるんだ」








そんなのおかしいよ。







それは親の権力であって、



子どもにまで影響する必要はないじゃん。






「確か、森村さんの親は理事長でしたよね？」






加藤「そう。で、俺の親父が外科部長で、


川島ん家が内科部長。椎名の親父は外科医で、




海老沢と白石の母親が看護師」







はじめ「親の立場でね…いろいろ大変なんっすね」






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