sweet answer.｡*-3-【金田一少年の事件簿neo】

鬼火島殺人事件28 ページ28

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―Aside―





再び食堂に集まるあたしたち。




誰も口を開こうとしない。







すると、新谷さんが加藤さんを連れてきた。






加藤「お騒がせして、すいません」







よかった。意識戻ったんだね。




そしてあたしとはじめの所に来る。







加藤「助けてくれてありがとう」





はじめ「いえ」





「無事でよかったです」






そしてはじめが、口を開いた。







はじめ「森村さんと椎名さんが亡くなったのは、



鬼火の仕業じゃありません。





これは巧妙なトリックを使った殺人事件だ。



そしてこの連続殺人事件の犯人は…この中にいる」







白石「研修所から礼拝堂に向かう足跡があったんですよね？



そのひとが犯人なんじゃ…」







川島「誰だよ…誰が礼拝堂に行った？！」







そして手をあげたのは、







塚原「私ですが」




川崎「何のために礼拝堂に？」





塚原「散歩ですよ」






加藤「うそだろ？



お前が椎名をやったんじゃねえのか？」







「ちょっと待ってください。塚原さん、




散歩に出かけたのは砂の雪が降る前ですか？


降った後ですか？」






塚原「確か後だったかと」






「やっぱり。はじめ…」






はじめ「ああ。そもそも足跡は事件に関係ないんだ」






白石「どういうこと？」






はじめ「椎名さん殺しが、


あの砂の雪が降る前だったとしたら、





礼拝堂への足跡はその後降り積もった足跡で、


全部消えちまうだろ？」






竜二「確かみんなが椎名さんを最後に見たのは…11時ちょうど」







「そう。砂の雪が降り始めたのは11時30分頃」








はじめ「この30分間の間で



椎名さんの事件が起きたと俺たちは思ってる」







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