鬼火島殺人事件23 ページ23
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加藤さんは海に向かって走っていた。
何をするつもりなんだろうか。
はじめ「やめろ、加藤さん！」
まさか！
そう思ったときにはもう遅く、
加藤さんは海に飛び込みだした。
はじめ「加藤さん！」
荒波の中、はじめが必死に追いかける。
だけど、波が強いせいで、
思うように手が届かない。
いてもたってもいられず、
あたしも海に飛び込んだ。
はじめ「Aは来るな！」
あたしに気付いたはじめが、そう叫ぶけど、
あたし足腰は弱くないから大丈夫。
そう思って、はじめを追いかけた。
そしてはじめにたどり着く。
「はじめ！」
はじめ「A、そっち持って！」
そう言ったはじめの手にはしっかり、
加藤さんが支えられていた。
あたしも必死に加藤さんを浜の方に引っ張る。
そして、危機一髪で浜に到達した。
「はぁ…はぁ…」
はじめ「はぁ…Aが入ってきたとき
死ぬかと思った…っ…」
「あたしはそんなに…弱くないから…はぁ…」
ふたりとも息が切れている。
そして、美雪と竜二くんが駆けつける。
美雪「大丈夫？！」
はじめ「おいしっかりしろ！」
加藤さんからの返事はない。
「大丈夫。気失ってるだけだから」
あたしの言葉を聞いたはじめが加藤さんに、
はじめ「医者だろ。なんで命粗末にすんだよ」
そんな心の声を落とした。
.
そしてあとから駆けつけた川崎さんたちが、
加藤さんを運んでいった。
はじめ「A、大丈夫か？」
「大丈夫。はじめは？」
はじめ「大丈夫。立てるか？」
手を差し出してくれたはじめの手を取り、
立ち上がろうとするが、
「あれ…立てない」
はじめ「腰が抜けたんだろ。
ったくしょうがねぇな」
そう言って、あたしをヒョイッと持ち上げた。
「な、なんでお姫様だっこなのよ！//」
はじめ「え？だって、この方が運びやすいんだもん」
だもんって…
かわいくて許しちゃうからやめて。
竜二「先輩、大丈夫ですか？僕が運びますよ」
はじめ「いや、俺ら濡れてるから、俺が運ぶ」
確かに、もう服はびしょびしょだ。
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末樺 - 25話の新谷セリフ、なくなってるの 。 では、ないでしょうか？ もしあっているのに、指摘してしまっていたら、すいません。 (2018年10月8日 16時) (
レス) id: 8c3e65cecc (このIDを非表示/違反報告)
山高涼雄 - 金田一のスペシャルドラマも書いて下さい (2017年1月23日 16時) (レス) id: 1c4411f4c9 (このIDを非表示/違反報告)
涼雄担当です - 金田一のスペシャルドラマも書いて下さい (2017年1月23日 16時) (レス) id: 1c4411f4c9 (このIDを非表示/違反報告)
なやるん - みほさんが書く小説が大好きです！ずっとずっと応援してます！頑張ってください！ (2016年5月2日 20時) (レス) id: 454cb2a416 (このIDを非表示/違反報告)
みほ.｡(プロフ) - YUIさん» ありがとうございます！ 感謝してます* (2015年3月25日 20時) (レス) id: e7907ced4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みほ.｡
| 作成日時：2015年3月14日 11時
