sweet answer.｡*-3-【金田一少年の事件簿neo】

鬼火島殺人事件17 ページ17

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―はじめside―





外に出てきた。





台風が近づいてきているのがよくわかるほど、



風が強い。






川崎「私たちはこっちを」




「はい」







二手にわかれて、森村さんを捜す。







「森村さん！」







砂浜までやってくる。



風が吹いてる上に、足場も悪い。








A「森村さっ…きゃっ…！」







心配した瞬間に、Aが足を滑らせる。




慌てて手をのばした。






危ね。






間一髪、Aはコケずに、



俺の腕の中におさまる。







A「ありがと」




「おう(顔近っ!//)」






それからしばらく捜したけど、



見つからず研修所に戻る。






川崎「いたか？」





竜二「いえ、どこにも」





川崎「ったく森村の奴、どこ行ったんだ？」





A「あっ…」






Aがそう声をもらす。






「どうした？」




A「あの赤いの…」







Aが震えながら指さした先に



森村さんが倒れていた。






川崎「森村！」






川崎さんが森村さんに近寄る。







川崎「首をつった痕だ…」







川崎さんの言う通り、森村さんの首には



紐のようなもので縛られた索条痕があった。






そして森村さんの遺体の真上には、窓がある。







「あの部屋は？」




新谷「百日紅の間…」







百日紅の間。




昨日、俺が鬼火を見た部屋だ。







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