sweet answer.｡*-3-【金田一少年の事件簿neo】

鬼火島殺人事件01 ページ1

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はじめ「A…俺が死んだら後を頼む」





「大げさだよ。たかが胃の検査でしょ」





はじめ「“たかが”って…ちょっとは心配しろよ」






「心配してるよ」






はじめ「俺が死んだら、


Aが他のヤツにとられる！」







はじめがこんなふうに弱気なわけ。




それは病院に胃の検査に来ているからです。







最近、ご飯の後とかによく痛がってたんだよね。




だから、一緒に胃の検査受けに行こうって言ったの。





だけど、はじめ



本当、幼い頃から病院嫌いだよね。






はじめ「うっ！痛ったー！あぁ死ぬ…今死ぬ！」






もう、ホントに…笑








「そんな体調悪いならアルバイトは無理かな」







そう言ってあたしは、バッグから1枚の紙を出した。








はじめ「アルバイト？」






「この病院で募集してるの。


はじめと行こうかなって思ってたけど…」






すると後ろから手がにょきっと伸びてきた。






真壁「なになに？」



「先輩？！」





なんと真壁先輩がいたのです。






真壁「なんか美男美女カップルがいるって



ナースたちが騒いでたから見に来たら、お前たちかよ！笑」






美男美女カップルって…笑







真壁「で、なになに？伊豆の孤島。不知火島。



研修医夏期合宿。泊まり込みのバイト2名募集」






あたしから奪い取ったその紙を



真壁先輩が読み上げる。







はじめ「泊まり込み？2名？つまりデーｔ…」





真壁「俺が代わりに行ってやるよ！」





「先輩が？」





そっか。まあ、はじめこんなだしね。





そう思った瞬間、






はじめ「ダメダメダメ！ぜぇーったいダメ！！」







そう言って真壁先輩から紙を取り返したはじめ。








はじめ「俺のAだから！だめ！」







そのダメの言い方が可愛くてきゅんとくる。




そしてそのはじめの言葉にもきゅんとくる。






「けど、はじめ…胃は…？」





はじめ「胃の検査、絶対に突破してみせる。



名探偵と言われたじっちゃんの名にかけて！」







真壁「いや、じっちゃん関係ないだろ」








もう、本当にしっかりしてくださいはじめさん笑






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