sweet answer.｡*-3-【金田一少年の事件簿neo】

鬼火島殺人事件08 ページ8

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しばらく歩いて、着いたのは研修所。






「結構、広いね」







新谷「これから2階の各部屋を掃除してもらいます。



あなたたちは…ここから半分ね」






はじめ「はい！」




「はい」








新谷さんに指示されて、



あたしたちは行動に出る。







するとはじめが走って行った。







「ちょっと、はじめ！」







何でそんなに気合十分なんだろうか。



走ったら危ないと言おうとしたのもつかの間。







階段を降りてきていた加藤さんと



ぶつかりそうになる。






はじめ「うわっ！」





加藤「危ねぇな、バイト」





「はじめ、張り切りすぎ」






椎名「しっかり掃除しろよ」





はじめ「喜んで！」






２階に行くとたくさんの部屋がある。






「えーっと、銀杏…白樺…



じゃあ、あたしこっちだか…ひゃっ…！」







あたしはこっちだから、



はじめたちはそっちね、と言おうとした瞬間。







美雪があたしをはじめの方に押した。






「えっ？」






美雪「カップルさんそっち。



あたしと竜二くんでこっちするから」






竜二「先輩、ちゃんと掃除するんですよ」






はじめ「分かってるって―！ほら、A行くぞ」







「え、えぇ？！」







あたしは手を引かれるまま、



別の部屋に連れて行かれる。







はじめ「ここだ。ひゃくにちべに…」






え？あぁ…






「百日紅(さるすべり)って読むの」





はじめ「サル？ひゃ、ひゃくだと」





「いいから、早くするよ」







あたしははじめから鍵を受け取って中に入った。







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