◇989 ｰ寝坊の訳は、ｰ ページ39
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―Aside―
伊野尾「2人のせいで朝食の時間遅くなっちまっただろ〜」
目の前に座るいのちゃんが
白米を口に詰め込んだまま喋る。
「だからごめんって」
朝、目が覚めた時２つのことに気がついた。
一つは隣で涼介が寝ていたこと。
いや、よく見たら涼介のベッドだったから
私が涼介のベッドに入ったことになるんだけど。
２つは集合の時間を過ぎていたこと。
7時に朝食の会場で集合だったはずが、
マスターキーをマネージャーから借りたいのちゃんが
私たちの部屋に突入してきたのは7時15分。
有岡「2人に何かあったんじゃないかって心配しただろ〜」
いのちゃんと一緒に突入してきた大ちゃんも
私たち2人を交互に見てそう言う。
知念「どうやって起こしたの？」
伊野尾「どんないたずらして起こしてやろうかと思ったんだけど、2人ともすぐ起きたんだよ」
裕翔「確かに2人ともすぐ起きちゃうよね。
寝顔撮ろうとしても気づかれるもん」
高木「え、でも裕翔、Aの寝顔写真いっぱい持ってるじゃん」
裕翔「無音シャッターアプリ駆使してるからね」
伊野尾「俺にもそのアプリ教えてよ」
興味津々で裕翔に尋ねるいのちゃん。
それをどう使うのかは聞かないでおこう。
有岡「そんで起こしに行ったら2人が抱き合って寝てるし」
伊野尾「どうせお前たちは朝から…」
涼介「ちげーよ」
いのちゃんが何かよからぬことを言いだす前に涼介が遮る。
有岡「じゃあなんで2人で寝てたの？ベッドは二つあるのに」
涼介「いやまあ正直俺も気になってた」
圭人「え、やまちゃんがAのベッドに入ったのかと」
涼介「さすがに入れねえよ。いろんな意味で」
高木「いろんな意味、ねえ？笑」
伊野尾「なんでAちゃんは山田のベッドに潜り込んでたのかな〜？
山田の寝込みを襲おうとしたのかな〜？」
「ち、違うよ！」
光「ほらやめてあげな。A顔真っ赤だから」
いのちゃんの隣に座る光くんが
救いの手を出してくれるけど、
目の前のいのちゃんも隣の涼介も私の答えを待っている。
変な勘違いをされたら困る…
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みほ.｡(プロフ) - （名前）ゆいさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！これからも楽しみにしていただけたら、嬉しいです(＾＾) (2019年2月23日 12時) (
レス) id: bda4ffcd81 (このIDを非表示/違反報告)
（名前）ゆい(プロフ) - 占ツクの中でこのお話が1番好きです！みほさんの更新これからも楽しみにしています！ (2019年1月27日 20時) (レス) id: 36417b0f2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みほ.｡
| 作成日時：2019年1月27日 17時
