◇977 ーこの先もずっとー ページ27
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高木「終わった〜!」
今年のツアーを無事最後までやりきった感と
満足感を溢れさせながら、ステージ下に捌けていくみんな。
「「終わった〜!」」「「やり遂げた〜!!」」
と口々に言いながら楽しそうに楽屋へ戻っていく。
元気に走っていくみんなの後を、
相変わらず私たちは笑いながらついていく。
涼介「ほんとなんであんな元気なんだよ笑」
「この後カウコンもあるのに、体力全部使っちゃうつもりかな〜」
涼介「Aは体力大丈夫?」
「うん、まだ残ってる。涼介こそ腰大丈夫?」
涼介「うん、大丈夫そう。」
そう言いながら腰を触る涼介の手に重ねて、
私も涼介の腰を撫でる。
無事、涼介の体がカウコン終了まで持ちますように、と願いながら。
涼介「Aちゃん、」
「ん?」
涼介の腰に向けていた視線をあげると、
私を見下ろしていた涼介と目が合う。
涼介「そんな可愛いことされると抱きしめちゃうよ。」
なにそれ…かわいい。
涼介「おーい、聞いてる?」
「あ、ごめん。涼介がそんなこと言うの珍しくて」
涼介「珍しい?」
「だっていつも所構わず抱きしめてくるじゃん。」
涼介「いや〜そうなんだけどさ。」
そう言いながら、みんなが去っていった方を見て、
私の手を取って歩き始める。
その涼介の歩みに合わせて、私も歩を進めた。
涼介「やっぱり、Aも人に見られると恥ずかしいかな〜って思って。」
「ふふっ」
涼介「あ、何笑ってんだよー」
そう言いながら頬を膨らませた涼介にまた笑みがこぼれる。
「いや、今更だな〜って笑」
涼介「それはごめん」
「ううん、恥ずかしいのはあるけど、でも嬉しいし。」
涼介「ごめん、やっぱり抱きしめていい?」
「どうぞ。」
二人して動かしていた足を止めて、向き合う。
そしてぎゅっと優しく抱きしめられ、
私もそれに応えるように抱きしめ返す。
「涼介、今年も一年ありがとうございました」
涼介「ふふっ、こちらこそ。」
伊野尾「さあさあ熱くなって参りました。」
有岡「今年も一年、相変わらずのラブラブぶりでしたね〜」
伊野尾「来年もきっと仲良いんでしょう」
声がして振り返ると、いのちゃんと大ちゃんが
二人してこそこそとこちらを見て話していた。
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みほ.。(プロフ) - (名前)ゆいさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!これからも楽しみにしていただけたら、嬉しいです(^^) (2019年2月23日 12時) (レス) id: bda4ffcd81 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ゆい(プロフ) - 占ツクの中でこのお話が1番好きです!みほさんの更新これからも楽しみにしています! (2019年1月27日 20時) (レス) id: 36417b0f2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みほ.。 | 作成日時:2019年1月27日 17時