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◇967 ページ17










涼介「もっと甘えていいのにな。」







自分に身をゆだね眠っているAを見ながら



そう呟く涼介。






そして





チュ_






閉じているAの瞼に優しく口づけした涼介は、



僕の方を見て唇の前に人差し指をやる。





“秘密”






そう言うように。






僕は頷いて、もう一度眠っているAに目をやった。








.







―涼介side―







俺に身をゆだね、スヤスヤと眠っているAを見る。




9年経ってAはとても成長したし、変わった。






ただ変わらないこともある。




それは自分一人で解決しようとするところ。







それはある意味、


我慢強いということなのかもしれない。




だけど、俺たちの間に“我慢”なんて必要ないと思う。







だからこそ、もっと頼ってほしいし、



甘えてほしいと思っている。







それでも、Aが俺らに頼ることを


強要してはいけない気がするんだ。






だから、Aが甘えてきたり頼ってきたときは、



とことん甘やかす。






それが俺たちが9年前、Aを守るために決めたこと。






無理矢理手を引くようなことはしない。




だけど、絶対に今繋いでいる手を離さない。





そう誓ったから。







スヤスヤと眠る彼女の手をもう一度握り直した。








.








.








その後家に着いた彼らは、



二人の作ったケーキを食べ、とても幸せな気持ちに包まれた。









◇968 -DEAR.東京ドーム公演-→←◇966



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みほ.。(プロフ) - (名前)ゆいさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!これからも楽しみにしていただけたら、嬉しいです(^^) (2019年2月23日 12時) (レス) id: bda4ffcd81 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ゆい(プロフ) - 占ツクの中でこのお話が1番好きです!みほさんの更新これからも楽しみにしています! (2019年1月27日 20時) (レス) id: 36417b0f2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みほ.。 | 作成日時:2019年1月27日 17時

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