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伊野尾「ただAにくっつきたかっただけだろ〜


あ〜あ!クリスマス気分味わいやがって」





裕翔「まあいいじゃん。


クリスマスにみんなで一緒の仕事できるんだし」





伊野尾「ゆうと…好き」




裕翔「あれ、これ恋始まっちゃう?」





マネ「はいはい、盛り上がるのはいいけど、


そろそろ着くから下りる準備してね」






その声に、もう一度涼介に視線を落とし、





「ありがとう」





ボソッと誰にも聞こえない声で呟いた。





.





しかし、マネジャーの声に目を覚ましていた涼介は、



この彼女の言葉を聞いて、






彼女にはバレないようにそっと微笑んだのでした。






.






スタジオに入り、衣装に着替え、


ヘアメイクを終えて1人ずつリップシーンの撮影を行っていく。





いつも通り順調にリップシーンを撮り終えた私は


次の衣装に着替え、楽屋をウロウロしていた。





あちこちの部屋から聞こえてくる笑い声や賑やかな声。





すると





圭人「そうそう。Gは明るい感じ」




裕翔「おっけー」






スタジオにあったアコギを弾いている裕翔と圭人を見つけた。






「なーにしてんのっ」




裕翔「お、A」




圭人「今裕翔にギターのコード教えてた」




「え、私にも教えて欲しい!


私ギター弾けるようになりたいんだよね」




裕翔「はい、じゃあ持ってごらん」





そう言って場所を譲ってくれた裕翔が、


ギターを渡してくれる。





「これどうやって持つの?こう?」




圭人「いや、こっちが上で、手はこうで…」






ギター初心者な私に優しく教えてくれる圭人だけど



言葉では説明が難しかったのか、




私の後ろに回り込み手の位置や持ち方を教えてくれる。





「おおーすごい」





そして裕翔と圭人がふたりして


コードを教えてくれるんだけど。






「え、どうやったらこの指届くの」




圭人「え、俺普通に届くんだけどな…」




裕翔「A手ちっちゃいからな〜」






そう言いながら、私の手を取る裕翔。





自分の手と重ね合わせて大きさ比べをしている。



その違いは歴然。






「裕翔手も大きいけど、指も長いんだね」




裕翔「そうだよ〜Aの手ちっちゃくてほんと可愛い」






スルリと指を絡ませ、ギュッと私の手を掴む裕翔。





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みほ.。(プロフ) - (名前)ゆいさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!これからも楽しみにしていただけたら、嬉しいです(^^) (2019年2月23日 12時) (レス) id: bda4ffcd81 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ゆい(プロフ) - 占ツクの中でこのお話が1番好きです!みほさんの更新これからも楽しみにしています! (2019年1月27日 20時) (レス) id: 36417b0f2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みほ.。 | 作成日時:2019年1月27日 17時

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