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第七話 ページ7

昼頃に起きだすと
いつの間にか噂は広がっていて
茜を筆頭に一斉にみんなが群がる。




「秋穂!昨日どうだったの!」


「裕一郎さんのお相手したんだって!?」



質問攻めにあって答えることもできずにいると
騒ぎを聞きつけて
お店の人が様子を見に来て
一斉にみんな静かになる。




やっとご飯にありつけると思って
腰を下ろすと隣に茜が座った。




「で、どうだったの?」

「どうってなにが」



先ほどの質問攻めで
少し疲れていて答えが自然と冷たくなる。


茜はそんなことは気にせずに
質問を続ける。




「いやー、あの裕一郎さんのお目当てが秋穂だったとは。
知り合いだったの?」




「まさか。
たまたま妹さんと似てただけだよ」



本当のところは自分でも
なぜ指名されたのか分からない。


それほど妹さんと似ているのだろうか。




それともほかの理由があったのだろうか。


いくら考えても
私の考えなど及ばないところだし
考えても仕方ない。


それに妹がいないとわかったから
梅原さんがここに来ることはもうないだろう。



まるで一夜の幻のように
ほんの束の間の楽しかった時間を
これからずっと胸に抱えて生きていくんだろうな…













私がどれだけ嫌がっても
そんなことはお構いなしに
また夜がやってくる。




綺麗な着物で着飾って
誰の目にもつかないように
籠の端で朝を待つ。




それでもお客さんは
目ざとく私を見つけては
また座敷へと連れていかれる。




こんな気持ちのないやり取りで
男の人は満足するのだろうか。



ただ話をして微笑むだけのあの人が
目をつむると思い出された。

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Ritu(プロフ) - flowerさん» 私も大好きなんです!お仲間さんだ! (2017年9月28日 23時) (レス) id: 34e9386414 (このIDを非表示/違反報告)
flower(プロフ) - Rituさん» ありがとうございます!SolidS大好きです(*´ω`*)ほぼ毎日きいてますよ! (2017年9月28日 18時) (レス) id: 1b5420c9a1 (このIDを非表示/違反報告)
Ritu(プロフ) - めっちゃ面白いです!あとあんま関係ないんですけどSolidS好きだったりしますか…? (2017年9月26日 21時) (レス) id: 34e9386414 (このIDを非表示/違反報告)
flower(プロフ) - フルパら@桃林檎さん» ありがとうございます!学校が始まってペースが落ちるかも知れませんがよろしくおねがいします!! (2017年9月14日 20時) (レス) id: 1b5420c9a1 (このIDを非表示/違反報告)
フルパら@桃林檎(プロフ) - もうっ、面白すぎてっ、続きが楽しみすぎるんですーーーーーーーーーーーっっ!!!!! (2017年9月13日 19時) (レス) id: 9ad6441d61 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:flower | 作成日時:2017年8月15日 9時

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