番外編第４弾 嫉妬 夢主サイド ページ35
私は今、嫉妬してる。
理由は、私の大大大好きなカルマ君が・・・
「奥田さん、例のヤツ出来てる？」
「は、はい！どうぞ！」
「中村、後で渚君でいじらね？」
「お、いいねぇ★」
・・・他の女の子と話してる！
でもね、でもね。仕方ないとは思うの！
ある程度は女の子とお話しするのはしょうがないと思ってる。
私だって男の子とお話ししたりするし。
でもさ？
「カールマ君♪」
「・・・。」
無視するのは、傷つくよね・・・。
私のこと、嫌いになっちゃったのかな・・・？
すごくツラいの・・・。
胸が痛いの・・・。
今日一日、カルマ君はお話ししてくれませんでした。
In 放課後
「「・・・。」」
いつも通り、カルマ君と帰ってるけど・・・。
気まずいなぁ・・・。
結局、私、臆病だから何にも出来ないの。
「私、こっちだから・・・。また、明日。」
カルマ君と半ば強引に別れて、家に向かう。
「よぉ、そこの可愛いお嬢さん。一人だけ？」
「俺らと遊ばね？」
「楽しいコト、しようぜ？」
やだ・・・囲まれた・・・。
「すみません。急いでるので・・・」
「そんなこと言わないでさ、ちょっとだけ付き合えよ。」
ガシッ
やだ何！？触んないで！！
「離してください！！」
誰か・・・助けて・・・！
「ねぇ。俺の彼女に何してくれんの？お兄さんら。」
パシッ
ぎゅ
「あ・・・。」
ふわりと抱き締められて、私を庇う人。
「カルマ君・・・。」
怖い高校生さんを倒していくカルマ君。
・・・カッコいいなぁ。
「ちゃんと話、聞いてた？今日は俺んちに来てって言ったんだけど。」
「・・・ゴメン・・・。」
早とちりしていたみたい。
ぎゅう
「ごめん・・・。怖かったでしょ？」
優しく頭を撫でながら、囁くカルマ君。
「・・・カルマ君がいたから平気だよ・・・。」
カルマ君を抱き締め返す。
「今日は俺んちに泊まってって。」
そう言われました。
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作者名：あおいちご | 作成日時：2016年11月6日 15時
