暗殺教室～最弱で、最強な暗殺者～third (ページ30)

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Step 106 ページ30

「これ以上の治療は、ここでは出来ません。アメリカに行く事をお勧めします。」

・・・そうだよね。

だって、足の神経が傷付いちゃったんだもんね。

でも、幸か不幸かアメリカに行けば治るかもしれない程度の損傷らしい。

でも、アメリカに行くってことは。

暗殺教室を卒業できない。

「出来るだけ早めに決めてください。」

私の足は治療しなければ治らないらしい。

「A・・・。」

一緒に話を聞いていたカルマが名前を呼んでくれる。

「カルマ・・・。どうしたらいい・・・？」

ずっと、そばにいたいのに。

「・・・。」

そばにいれない・・・。

ぎゅ

「行っておいで。アメリカに。」

「嫌だ・・・。ｸﾞｽｯ・・・そばにいたいよ・・・ｸﾞｽｯ。」

ぎゅう

抱き締められても。

寂しいの。

不確定なのに。

いつ帰ってこれるか分からないのに。

どうして。

「俺は大丈夫。ずっと待ってるよ。」

どうして、そんなことを言うんですか？

冬休み終了の一週間前。

私はアメリカに行くことになってしまいました。

いつ会えるのか、全く分からないのに。

貴方は待っていてくれる。

夢は、叶えられないみたいです。

弁護士になれないかもしれない・・・。