Step 96 ページ20
んー・・・。
中々殺るね♪
ビュッビュッ
炎と氷がぶつかり合う。
「カエデちゃん・・・。ゴメンね。」
「何の話！」
「貴女のお姉さんのこと、私が元凶だったみたい。」
私の、せいだよ。
「私が、超理論を考えなきゃ・・・貴女のお姉さんは生きてた筈なの・・・」
「超理論・・・？何の話？」
「貴女が、今使ってる触手は、私が考えたの！」
途中で、危険があると分かって研究を止めた超理論の結晶体。
それが触手。
「その触手、完全体じゃないの。今すぐ抜かないと、本当に死んじゃうの・・・。」
「・・・うるさいなぁ。部外者は黙っててよ！」
ボボッ！
ヤバイねぇ・・・。
怒らせたみたい。
私だともう抑えれない・・・。
ーーーボクに任せてよ♪なんとかしてあげるから♪
そう、殺し屋赤雪じゃなくて便利屋アリアならね♪
ーーーお願い・・・カエデちゃんを助けて！
うん、届いてる。ボクが助けて見せるからね♪
シュッ！
シャキンッ
「カエデちゃん。ゴメンね、実はまだ本気じゃないよ♪」
「まだ強くなるの・・・！？」
「プロの便利屋、舐めちゃいけないゾ☆」
「便利屋・・・って。まさか！？」
「Aちゃん似の便利屋！？」
ふふん。やっぱり、驚くよね♪
ボクが、Aの正体だったんだから♪
とりあえず、触手を切った。
「ふふん。驚いた？ボクがAってことに。」
ボクのクラスメイト達は驚いてる。
まぁ当然だよね♪
「便利屋アリアはね、裏の世界じゃゆーめー人なの。その正体は殺し屋赤雪。最弱にして最強の暗殺者だったんだよ！気付かなかったね♪皆。」
ウィンクを決めながら、カエデちゃんとやらの触手を相手にする。
う〜ん。遅いなぁ〜。
ギュンッ
「ね、気づいてるよね♪ボクが手加減してるって。ボクが本気だしたら此処にいる人みーんな殺っちゃうからね♪」
そうだよ♪ボクは最高の便利屋。
コードネーム《アリア》
青葉Aの為に生まれた便利屋なんだもん♪
出来ないことはない。
「ゴメンね♪カエデちゃん。触手は抜かせてもらうよ♪」
気づいてた？
実は、殺せんせーだっけ？
賞金首が、皆にキミの暴走を止める事をお願いしてるってことに。
「はーいよっと♪」
素早く触手を絡めて身動きを封じた。
「離して！！あぐりお姉ちゃんの敵を討つんだから！！」
「んー・・・これはボクじゃなくて、Aに聞いてよ。ボクは、ボクのために実行するだけだからさ♪」
スカートから風船ガムをを取り出して、そのあとのコトをボーッと見てた。
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作者名：あおいちご | 作成日時：2016年11月6日 15時
