暗殺教室～最弱で、最強な暗殺者～third (ページ14)

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Step 90 渚サイドページ14

僕らのクラスには身長差カップル兼天才カップル兼ドSカップル兼マイペースカップルがいる。

誰だろうか？

・・・青葉Aさんとカルマ君です。

「「Zzz・・・」」

現在、二人で仲良く寝てる。

白と赤のコントラストが、教室に華を添える。

・・・そして、寝ている二人を観察している僕。

・・・胸が痛いなぁ・・・。

でも、僕にはあの二人を裂くなんて出来ないし・・・告白する勇気もない。

僕の初恋はもう終わっているんだ。

クラスに正式に入ってきた青葉さんは、不思議な人だ。

人を惹き付ける魅力がある。

優しい、安心できる笑顔で。

優しくていつのまにか惹かれる存在で。

もし、本当に人を殺したことがあるなら。

その笑顔ですぐに殺してしまうんだろう。

ノーモーションで最速に。

「「Zzz・・・」」

二人はまだ寝ている。

幸せそうに。

この幸せを守りたいと思うのに、僕にはそれが出来ない。

この儚い想いはまだ僕を諦めさせてはくれないらしい。