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「HIROが、あんたに迷惑かけたお礼と、全快祝いに飲み会開催するってー。」
紗香叔母さんからそう言われたのは、今市さんが帰った翌日。
私の仕事復帰は、来週からになっている。
「えー。むしろこっちが迷惑かけたからもう良いのにぃー。」
ソファーに寝そべりながら答える私。
紗「もう決定だって。」
「…何で主役の意見が全く反映されないのかが不思議でならないLDHルール…。」
紗「私も迷惑被った分、たんまりご馳走してもらう予定だから行くからね!」
「…もう抵抗する気力もない…。了解。いつ?」
紗「今日の夜。」
「…………………LDHこわっ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ホテルで開催するって言われて…
一応叔母さんと2人でドレスアップ。
「…ここまでの気合は必要でしょうか?」
紗「いい?これは婚活パーティーだと思いなさい!」
コンカツパーティー??
コンカツ?
「…何言ってるの?」
紗「はいはい、降りた、降りた。」
私の質問は聞こえなかったかのように、タクシーから降ろされる。
「あ!紗香!こっちこっち!」
HIROさんがホールに出て来てこっちを見て手を振ってる。
スーツをカチッと着て、オールバックにしているHIROさんからは、大人の男の色気が全開。
ドレスアップしてきて良かった…。
HIROさんのエスコートで、会場の扉が開かれる。
中には…
いつもの顔ぶれが、同じく、正装して…
これまた色気全開でワイワイしていた。
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作者名:まる | 作成日時:2018年5月13日 0時