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結局…









仕事の話題になって…









しかも、それが今度NYに支店を持つって話になったから2人で大盛り上がり。








「え?留学経験があるんですか?羨ましいー。本格的に語学を習うならやっぱり本場に行かなきゃダメですよねぇー。」






「七海さん、留学なんて必要ないでしょ?先日お邪魔した時、英語ペラペラで電話で話していたの見かけましたよ?」






「え?見てたんですか?恥ずかしい…発音大丈夫でした?」






「とっても綺麗でしたよ?」






「お世辞でも嬉しいです。」






「いや、本当ですって。僕ってそんなに信用ないです?」






「信用無いわけではなく、警戒してます。戦略家と伺っているので、何か今後無理な注文を受けたらって。」

試すように彼の顔を覗き込むと、一瞬キョトンとした彼は子供みたいに爆笑すると…




「戦略家だったら、感情に任せてこんな風に声を掛けにきたりしませんよ。」




そう言うと、内ポケットからスマホを取り出して確認した。





「あー…。時間切れ。ボスからお呼び出しです。」





「それは急いで戻らなくちゃ。」






「んー、…でもまだ1番やりたかったことを成し遂げていないので戻れないんですよ。」






「1番やりたかったこと?」







「はい。七海さんの連絡先…なんですけど…もらえないと戻れないのでボスを待たせてしまいます…。」




わざとしょんぼりと項垂れてこちらにアピールする水澤さんが可愛くて笑みが溢れる。




「…それは大変。じゃあ早く終わらせないと?」

そう言ってスマホを取り出すと、ニッコリ笑って顔を上げた彼はやっぱり戦略家だ。





「…またNYのお話、聞かせてください。」


「こちらこそ。」



笑顔でそう挨拶を交わし握手した時…




握られた手はそのまま軽く彼の方へと引かれて…




スマートに頰にキスを落とした彼は、嬉しそうにその場を立ち去った。





「…油断も隙もない…」

唇が触れた頬に少し触れて、再びバルコニーの手すりにもたれかかったら…








「油断も隙もないのは、お前の方だろ。」

そう背後から聞こえてきた声に振り返る。







「あらあら王様、見つけるのが遅すぎですけど?」

私の言葉に、苦い顔の…






登坂広臣。

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設定タグ:登坂広臣 , 三代目JSOULBROTHERS   
作品ジャンル:恋愛
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利音(プロフ) - まるさんの作品大好きです。。。新作ありがとうございます⋆⸜♡⸝‍⋆ (10月12日 2時) (レス) id: 6af89108d7 (このIDを非表示/違反報告)
dandelion8391(プロフ) - ◎まる◎さーん‼‼驚いて二度見、いや三度見して、叫んじゃいました(゚∀゚)おかえりなさい!ゆっくり読ませていただきます! (10月5日 21時) (レス) id: d7a80fe301 (このIDを非表示/違反報告)
けいちゃん(プロフ) - 久しぶりです!お待ちしておりましたよ! (10月5日 16時) (レス) id: 62c26f1e02 (このIDを非表示/違反報告)
シュン(プロフ) - ◎まる◎さんありがとうございます!絶対読めないと思ってた作品なので本当に嬉しいです。やっぱりまるさんの臣ちゃん大好き。リアル臣ちゃんと重なります (10月5日 16時) (レス) @page43 id: edf4f9d9dc (このIDを非表示/違反報告)
y0u(よぅ)(プロフ) - 更新嬉しいです(*´-`)お帰りなさい!! またまるさんの作品読めるの本当嬉しいです🎵 (10月5日 11時) (レス) id: 424b4648f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:◎まる◎ | 作成日時:2020年8月17日 8時

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