005 ページ5
「絶対、嫌だ。こんな女。」
登坂がウザそうにこっちを見てくるから…
「はあ?何で勝手に選んでおいてそんな言い方されるわけ?あんたなんかこっちから願い下げですけど!」
「はあ?お前なんか絶対選ばねーし。岩ちゃんが勝手に言ってるだけだし。カモフラージュなのに、万が一まじで好きになられても迷惑だからな。」
「はあ??だーれがあんたなんか!逆にあれじゃない?あんたが本気になったら困るからでしょ?」
「…じゃあさ、試してみたらいーじゃん。」
「「何を!?」」
私と登坂の視線の先の岩田君はビールを飲み干した後、楽しそうに…試すように私達を見て言った。
「…お互いに本気にならずに半年もつか?臣さんは女避けに丁度良いし、七海さんは次の出会いのチャンスじゃん?臣さん顔広いから次の相手見つけるには良いと思うよ?…あー…でも、あれか、2人ともなんだかんだで気が合いそうだから…自信ないか!」
「ちょっと待て、人聞き悪いよ岩ちゃん。俺が本気になるわけないじゃん。」
「じゃ、臣さんはやってみても良いんだ?」
「俺はね。落ちない自信あるから。」
「はあ?私だってあんたになんか落ちないし!良いわよ!受けてたとうじゃん!半年後、私が他の男と付き合うことになった時、“やっぱり俺にしろよ”って、泣き付かないことね!」
「なわけあるか、ばーか。」
「はああ!?ばか!?馬鹿とは何よ!!」
「「「…………」」」
「…永遠に終わらないね、あの口喧嘩。」
「…ま、とりあえず、契約成立ー。」
「岩ちゃん、なんか楽しんでない?」
「大丈夫かな、A。登坂君の相手なんか務まるかなー?」
「七海さんのメンタルの強さを見込んだんだけど…まずった?」
「いや、メンタルに関しては神の領域だから大丈夫。ただね…あの子、ああ見えて男慣れしてないんだよねぇ。」
「え!?まじ!?…でもさ、臣もあんなの珍しいよね?」
「あ、エリーも思った?」
「え?何が珍しいの?」
「臣ってさ、基本人見知りだし、女性に対してはすごく紳士で優しいの…それで勘違いする子もいて。だから、あんな臣初めて見て新鮮。」
301人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
利音(プロフ) - まるさんの作品大好きです。。。新作ありがとうございます⋆⸜♡⸝⋆ (10月12日 2時) (レス) id: 6af89108d7 (このIDを非表示/違反報告)
dandelion8391(プロフ) - ◎まる◎さーん‼‼驚いて二度見、いや三度見して、叫んじゃいました(゚∀゚)おかえりなさい!ゆっくり読ませていただきます! (10月5日 21時) (レス) id: d7a80fe301 (このIDを非表示/違反報告)
けいちゃん(プロフ) - 久しぶりです!お待ちしておりましたよ! (10月5日 16時) (レス) id: 62c26f1e02 (このIDを非表示/違反報告)
シュン(プロフ) - ◎まる◎さんありがとうございます!絶対読めないと思ってた作品なので本当に嬉しいです。やっぱりまるさんの臣ちゃん大好き。リアル臣ちゃんと重なります (10月5日 16時) (レス) @page43 id: edf4f9d9dc (このIDを非表示/違反報告)
y0u(よぅ)(プロフ) - 更新嬉しいです(*´-`)お帰りなさい!! またまるさんの作品読めるの本当嬉しいです🎵 (10月5日 11時) (レス) id: 424b4648f0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:◎まる◎ | 作成日時:2020年8月17日 8時