King and Queen

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…





食事を終えて、呼んでいたタクシーが到着して登坂を見送った。





「…登坂…あの…ありがと。」

タクシーに乗り込もうとする登坂にやっとお礼を言えると…




振り返った登坂は…ふわっと笑って…

「…もう大丈夫だと思うけど、少しでも変なことあったら連絡して。」


そう言ってタクシーに乗り込んだ。






…







ちょっとは認めよう。







あいつは、意外といい奴だって。









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それから2日後、特に何も起きずに仕事に没頭してて…




仕事帰りにふとスマホを見たら、登坂から鬼のように着信履歴…。





「え…こわっ…何！？」




こんなに連絡きたことなんてない…何かあったに違いない。




慌ててかけ直したら、ワンコールで登坂は出た。





『もしもし？今どこ？』





「今？帰り道。もう少しで家に着くけど？」





『急ぎで話したいことあるんだけど、会えない？』





「え？何よ、気になるから今言ってよ！」





『撮られた。』





「撮られた？？？」






『週刊誌』

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