Sweet four seasons〜7

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その日の夜…






研修を終えて家に帰ると、珍しく登坂が先に帰ってて…







中庭のベンチに座ってる。









「…登坂？ただいま。」

リビングの開き戸を引いて少し顔を出すと…


横顔でチラッとこっちを見た登坂は私に向かって手招きをした。




ん？





呼ばれた通りに登坂の隣に座って…






「…登坂？」

顔を覗き込むと…



むぅっとわざと頬を膨らませて、ふてくされた顔をした登坂…。






「…女子力高すぎかっ」

思わず突っ込んだら…






「…だって、俺、いじけてるもん。」

上目遣いでいきなりそんなことを言ってくるから…






「…うちのオオカミワンコは何でいじけてるのかなー？」


ベンチに座る登坂の前にしゃがんでその顔を見上げた。





「…何してんの？」


「ん？上目遣い返し！」


「…ばーか。」


「で？何でいじけてるの？」



私の質問に、登坂はふっと顔を横に向けて、口元を手で隠しながらボソボソと答えた。







「…何で新庄さん、お前の電話番号知ってんの？」








「…え？」






「昼間、cafeから出る時、電話するって言ってたじゃん。」





むぅっとますます尖る登坂の唇。





思わずその唇を手で摘むと…





びっくりした顔の後に…





私のその手を掴んで話した登坂は…





「誤魔化すな。」



そう言って、私の頬を両手で挟んだ。

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