Sweet four seasons〜7

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臣side





結局、彼女は健ちゃんに洗面台に連れてかれて…





「ほら、うがいせぇ！」


「次は歯磨き！」


「化粧落とせ。メイク落としは？」



ヘロヘロになりながら言われた通りに何とかこなして…






「部屋行くで！」

部屋に連れて行かれそうになったところを…






「…待って。」

とろんとした目で立ち止まった。






…そして






ソファーに座って2人のやりとりを見守っていた俺と岩ちゃんの方を見ると…






健ちゃんの服を引っ張って、俺らの方へ。






「A？」

何を始めるのか心配になって彼女の顔を見たら…






「…けんじろも…すわっれ。」

目が座ってる彼女は口が回らないのに健ちゃんに命令。


「は？お前、何言うて…

「いーから！すわっれ！」

バンっとテーブルを叩くから、たじろいだ健ちゃんは大人しく俺たちに並んでソファーに座って…



それを見た彼女は…突然大声で俺らの名前を呼び出した。

「けんじろ！…としゃか！…がんちゃ！」


…いや…全然口回ってねーし…。


呆然と彼女を見つめてると…


「返事！！」

「「「はい！」」」

怒鳴られたから、慌てて返事をしたら…




今度はボロボロと泣き出した彼女。


「え？ちょ…大丈夫？」

「もう寝よう？それが良い。」

「そや、連れてっちゃるからもう寝ろ。」



オロオロし出した俺らを見て




「…ごめんれ…心配かけれ…冬夜と会うの最後にしようと思っちゃのに…あの写真見らら…何も言えなくなっちゃっら…。ごめんれ…。」


そう言って、大泣きしたと思ったら…





パタっと倒れて、動かなくなった…。

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