Sweet four seasons〜7

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臣side




何が起きたのか呆然の俺たちだったけど、彼女の後を追いかけて人影に近づくと…






「うわっ、お前、飲んだん？酒くさー。」






苦笑いの健ちゃんは彼女を抱き止めてる。






「健ちゃん、ラジオ終わったの？」

追いついて、健ちゃんを確認した俺が聞くと…


「おん。遅くにごめんな？ちょっとこいつのこと心配やったから…」


健ちゃんに抱きついた後、くにゃんとなってるAを支えながら呆れたように…そのくせ愛おしげに見下ろした健ちゃん。





…健ちゃん…きっと新庄さんの個展に行ったんだ。




それで、Aのことが心配で、ラジオ終わりだったけど寄ったに違いない…。





俺と健ちゃんの目が合った時…






「…けんじろ……吐き…そ……」






「「「！？！？！？！？」」」






一斉に慌て出した俺ら。





「ちょっ！ちょい待てっ！もう少し待てっ！」

「岩ちゃん！岩ちゃん鍵開けて！」

「ちょっ！ちょっ待って！！」







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何とか彼女をトイレに突っ込んで…






「…なんか、めっちゃ疲れる1日だった…。」

「…俺も。」

「…俺もや。」





3人で弱音を吐いた時…






カチャ…






トイレのドアが開いて…






長い髪を垂らして…顔がほとんど見えない状態でAが四つ這いになってこっちに向かって来た。






「…こわっ！怖いって！」

「ちょっ！せめて顔出してよ！」

「お前は貞子かっ！！」





恐怖に慄いて、3人で座ったまま、後退りした…。

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