Sweet four seasons〜7

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…夜が更けて…







…眠れるわけもなくて






…水を飲みに部屋を出た。







？






水切りかごの中には今日私が作った料理を乗せていたお皿。







「…食べて…くれてたんだ。」




疲れて帰って来たのにあんな雰囲気にしちゃった…




また自分に凹みながら…






目がいったのは、いつも彼らがメモを置いてくれている場所。







綺麗に並んだ３つのメモを手に取る。






『美味しかった。特に…里芋のやつ！また作ってな。…ええか？1人で抱え込むなよ？』


この字は健二郎。






『美味しかったー！やっぱりAの和食、最高！小松菜の和え物？あれが特に美味しかったよ。…明日、行くことになったら教えて欲しいな。本当は…引き留めたいけど…我慢しとくよ。』


…これは…岩ちゃん。





『どれも全部うまかった。久しぶりに煮魚食べたわ。また食べたい。…何があっても、どう決めても、俺の気持ちは変わらないから。』


…こっちは登坂。









3枚のメモを大切に重ねて、そっと両手で包んで…





目を瞑った。






浮かんだのは、皆と…4人で楽しく食卓を囲んでいる光景。









…冬夜に…









…会いに行かなきゃ。






…この気持ちに、名前をつけて…







決着をつけなきゃいけない。

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