�� ページ6
いつものホテル。
最上階について…
部屋の前に立つ。
“からかわないで。”
“からかってなんてないよ。お前がいるって分かったからここに転職したんだ。”
頭の中でぐるぐる回るさっきの出来事。
これは…
神様が、私に次に進めと言っているのだろうか？
きっと、ドアの向こうの彼は、今日、他の相手との都合がつかなかったから私を呼んだんだろう。
これまでにも、何度も、彼から、いつもの彼とは違う香水の匂いを感じたことがあったから。
このままでいいの？
迷いながらも、心は既に決まっていて…
力なく、ドアベルを鳴らすと、しばらくして、彼がドアを開けた。
「…来たんだ。」
「…来いって言ったのは誰でしたっけ？」
そう、余裕な女の振りをして、ドアを開けてくれる彼の前を通り過ぎた時…
グイッと、痛いくらいの力で腕を掴まれて、そのまま部屋の中にあるミニBARのカウンターに押しつけられた。
「いたっ……ちょっ……何？」
振り返って目に入ったのは、氷のように冷たい登坂君の瞳。
「…あの男の匂いする。……何してたの？」
「…ちょっ……やっ！」
背後から、スカートを巻くしあげられて、ストッキングを破かれる。
そして、いきなり後ろから侵入しようとしてくる彼に抵抗するように身を捩った。
「やだっ」
「何で？俺の身体に飽きたから？相手の方がうまかった？」
背後から手を押さえつけられてるから顔は見えなくて、低くて冷たい声だけが耳元で響く。
「何言ってんの！？やめてよ！こんなの嫌だ！」
「っつ！」
彼の足を思いっきり踏みつけて、顔も見ずに胸元を押し飛ばして一気に部屋を出てエレベーターに乗り込んだ。
動き出したエレベーターの中で、必死に服装を整えて…
破れたストッキングをどうにかしようとして…
自分の手が震えて…
涙が溢れていることに気がついた。
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◎まる◎(プロフ) - naoさん» うふふ…(//∇//)読んで頂けたかしら？ (2020年6月21日 23時) (
レス) id: 508ee6699a (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - まさかの第4段！！嬉しいです泣あれ？公開、、、あります？気長に待ちます嬉 (2020年6月21日 11時) (レス) id: 2dc192e921 (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - yukaさん» ありがとうございます(//∇//)好きなお話だけ読めるのが短編の醍醐味ですよね(≧∀≦)引き続き臣さん一本でお楽しみくださいね(^-^) (2020年6月17日 2時) (レス) id: 508ee6699a (このIDを非表示/違反報告)
yuka(プロフ) - 何度も読み返しております（しかも…臣くんのstoryのみ…ごめんなさい）なぜだか毎回ニヤケテ読んでおります。まるさんが描く臣くんのファンです。また、お逢いできますように… (2020年6月16日 21時) (レス) id: 847a41b2a1 (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - k-omiさん» Bonjour(//∇//)！って、どこから帰国した��(ﾟДﾟ)！？気持ちは、臣さんの第二の故郷フランスはパリからの一時帰国ということで…(//∇//)少しでも、気分転換のお役に立てますように…！コメントありがとうございます(^-^)！気持ち、抑えないで〜（笑）！！ (2020年6月16日 5時) (レス) id: 508ee6699a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◎まる◎
| 作成日時：2020年4月14日 15時
