21…感謝を込めて ページ50
登坂の腕の中に包まれて…聞こえてくるのは登坂の心臓の音。
「あーもう…。本当は来週のお前の誕生日にバシっと決めようと思ってたのにな。」
「…え？来週？」
「…は？お前、自分の誕生日忘れてたの？」
「…すっかり…」
“お前らしいな”呆れたように笑った登坂と…
目が合って…
ゆっくりと唇が重なった。
そっと離れると…そこには…にっこり笑った臣子の顔。
「…出た、臣子…。」
「…なんかそれ、女々しい感じで良い気分しないな。」
「…そう？可愛いよ？臣子？」
「…バカにしたこと、後悔させてやる。」
そう言うと、登坂は一気に色気を纏った顔になって…私を抱き上げた。
「…え？ちょっ…
「…もう俺のだから、思う存分触って良いんだろ？」
「…昨日みたいのは嫌だな。」
私の一言に、登坂は苦い顔になって…
「甘い、甘い記憶に塗り替えてやるから、忘れろ。」
そう言うと、ベットに優しく私をおろした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌朝
ベットの中から動けなくなった私を笑いながら登坂は出勤。
「んじゃ、行ってくる。」
「ん。」
恥ずかしくって、布団の中から目だけ出して答えると…
おでこにキスして出て行こうとした登坂は、忘れ物をしたようにドアの隙間から顔を出して言った。
「そう言えばさ…」
「ん？」
「結婚しよ。」
パタンと閉まったドア。
翌週の誕生日、私の薬指には綺麗なダイヤがキラキラ光った。
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◎まる◎(プロフ) - naoさん» うふふ…(//∇//)読んで頂けたかしら？ (2020年6月21日 23時) (
レス) id: 508ee6699a (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - まさかの第4段！！嬉しいです泣あれ？公開、、、あります？気長に待ちます嬉 (2020年6月21日 11時) (レス) id: 2dc192e921 (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - yukaさん» ありがとうございます(//∇//)好きなお話だけ読めるのが短編の醍醐味ですよね(≧∀≦)引き続き臣さん一本でお楽しみくださいね(^-^) (2020年6月17日 2時) (レス) id: 508ee6699a (このIDを非表示/違反報告)
yuka(プロフ) - 何度も読み返しております（しかも…臣くんのstoryのみ…ごめんなさい）なぜだか毎回ニヤケテ読んでおります。まるさんが描く臣くんのファンです。また、お逢いできますように… (2020年6月16日 21時) (レス) id: 847a41b2a1 (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - k-omiさん» Bonjour(//∇//)！って、どこから帰国した��(ﾟДﾟ)！？気持ちは、臣さんの第二の故郷フランスはパリからの一時帰国ということで…(//∇//)少しでも、気分転換のお役に立てますように…！コメントありがとうございます(^-^)！気持ち、抑えないで〜（笑）！！ (2020年6月16日 5時) (レス) id: 508ee6699a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◎まる◎
| 作成日時：2020年4月14日 15時
