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臣side
あの日…
柑奈と初めて会った日
Aがトイレで席を立った途端に…
「…っで！？Aのこと、どう思ってんの！？」
直球で柑奈に質問された。
「え！？いきなり聞く！？」
「いや、もうなんなら10年前から聞きたかった質問だし！よくぞここまで耐えたって今自分を絶賛してるんだけど！んで！？どうなの！？聞くまで今日は帰さないからね！」
…こえぇ…
「いや……その……好き…です。」
カーッと顔が熱くなるのを感じながら、答えると…
にまぁっと柑奈は満面の笑みになった後…
ふと、気がついたように…
「いつから？」って聞いてきた。
「いつからって…最初から。あいつは覚えてないかもだけど、合宿所で話したことがあって。あの日から…」
「え！そうなの？だってさー、モテモテの登坂色男はさー、数々の浮名を流していたじゃない？」
「…変な名前、つけんなよ…。あれはー、ぜーんぶ違うの。だから一切コメントしてないだろ、俺。否定してもしなくても、どうせあることないこと、ないことないこと言われるから、時間が経つのを待ってりゃいーんだよ。」
「…さすが…百戦錬磨…。」
「…褒められてる気がしない…。」
「…じゃあ、もう一つ質問。なんで10年間、一度も告白してないの？登坂君だって薄々Aの気持ち気づいてるんでしょ？」
「…あー…それは…」
「…それは？」
「…あいつを守れる力をつけてからって思ってて。…分かるかな…。」
グラスに口をつけて呟いた俺に
「めっっっっちゃ分かる！」
柑奈は感動したように大きな声を出した。
「え？そこまで？」
「うん。…実はね、Aの恋が実ってからって思ってて言ってないんだけどね、私も、最近やっと長年の片想いが実りまして…でも、一般の人なの、その人。報道されたらきっと沢山傷つける。もし、そのことで私の仕事が減ったら、彼はきっと自分を責める。…だから、そんなの関係ないって言ってくれるくらいの実力つけないとって思ってて。」
そう言った柑奈の表情は、強い決意の中に…彼への愛で溢れてる穏やかな笑顔だった。
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◎まる◎(プロフ) - naoさん» うふふ…(//∇//)読んで頂けたかしら？ (2020年6月21日 23時) (
レス) id: 508ee6699a (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - まさかの第4段！！嬉しいです泣あれ？公開、、、あります？気長に待ちます嬉 (2020年6月21日 11時) (レス) id: 2dc192e921 (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - yukaさん» ありがとうございます(//∇//)好きなお話だけ読めるのが短編の醍醐味ですよね(≧∀≦)引き続き臣さん一本でお楽しみくださいね(^-^) (2020年6月17日 2時) (レス) id: 508ee6699a (このIDを非表示/違反報告)
yuka(プロフ) - 何度も読み返しております（しかも…臣くんのstoryのみ…ごめんなさい）なぜだか毎回ニヤケテ読んでおります。まるさんが描く臣くんのファンです。また、お逢いできますように… (2020年6月16日 21時) (レス) id: 847a41b2a1 (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - k-omiさん» Bonjour(//∇//)！って、どこから帰国した��(ﾟДﾟ)！？気持ちは、臣さんの第二の故郷フランスはパリからの一時帰国ということで…(//∇//)少しでも、気分転換のお役に立てますように…！コメントありがとうございます(^-^)！気持ち、抑えないで〜（笑）！！ (2020年6月16日 5時) (レス) id: 508ee6699a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◎まる◎
| 作成日時：2020年4月14日 15時
