Sweet four seasons〜5

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臣side







2日目が無事終了して…









修正をかける部分を話し合って…









メンバー皆で控室に戻って帰り準備をしていた時だった。









「ん？何や？隆二、千里のやつ間違えて俺に電話してきてんで？」

スマホを覗いた健ちゃんが不思議そうに隆二を見た。







「…そんなわけないでしょ。よりにもよって俺と健ちゃん間違える？」







「お前、失礼やぞ！」






そう言って笑ってる2人を見て俺らも笑いながら着替えてると…






鳴り出した健ちゃんのスマホ。






「ん？…ほら、千里やって。…出るからな？……もしもーし？千里？お前、俺と隆二間違えてるやろ………もしもし？……ちょ……落ち着け……何？何て？」






健ちゃんの話す声に、隆二が顔色を変えて近づいた。







「…何……言うてん………やめろや…しゃれにならんて……」






健ちゃんの顔が…






どんどん白くなっていった…。








…何？








…どうしたの？







静まりかえった室内。







次に聞こえてきた話に…







ガタンッ







俺と岩ちゃんは椅子から立ち上がった。







「…分かった。…とりあえず…Aの親には…うちの親から連絡させるから……。お前は？大丈夫か？今、隆二に代わるから。」








「もしもし？千里？……落ち着いて…大丈夫、すぐ帰るから。」


隆二は健ちゃんのスマホを持って廊下へ…






俺らの目の前の健ちゃんは…






頭を抱え込んで…





髪の毛をぐしゃぐしゃにした。








「…健ちゃん？」





「…何か…あったの？」






不安に押しつぶされそうになりながら、声をかけると…








怒りと悲しみの形相で顔を上げた健ちゃんは…息をするのもやっとの様子で…途切れ途切れに言葉を発した。








「…Aが……例の男に…襲われた…。今……病院て……。」

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