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臣side
「どうしたの？」
咄嗟に出た俺の言葉は、きっと彼女には冷たく聞こえたに違いない…。
ますます申し訳なさそうになって、首を横に振るA。
以前じゃ絶対に見られなかった彼女の姿を見るたびに…
全くの別人になってしまったんじゃないかと…
寂しく感じる自分がいて…
…生きていてくれただけで十分だったのに…
…すぐに欲深くなる自分に自己嫌悪になる。
「…隣…来る？」
俺の言葉に、俯き加減だった彼女はパッと顔を上げた。
“いいの？”
そんな風に首を傾げるから、少し横にずれて彼女のスペースを作った。
恐る恐る俺の隣に座った彼女は…
いきなり大きく深呼吸をすると…
ポケットから…
…紙とペン…じゃなくて
…スマホを取り出して…
メール画面を開くと、そこに文字を打ち始めた。
“さすがに暗くて書けないので…こっちで。
ごめんなさい。私、きっとあなたにデリカシーのないことしましたよね？”
「…え？」
“片岡さんの事件の話の時、私、興味本位で色々聞いてしまったけれど、あなたにとっては笑い事にはできないような大変な出来事だったんですよね…。不愉快な思いさせてごめんなさい。”
「…違う。俺の方こそごめん…。ちょっとその頃のこと思い出したら寂しくなって。」
俺の言葉にAは首を傾げた。
“寂しい？”
「うん。さっきの話に出てきた彼女とは、その後別れが待ってたんだ。」
驚いたように俺の顔をまじまじ見た彼女。
“朝の花束、その女性へ買ったのかと思いました。”
「え？」
“登坂さんが教えてくれた特徴の女性となんだか似ていたから。”
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椛(プロフ) - ◎まる◎さん» ほんとにぴったりで、切ないのにどこか暖かい、、、 これからも作品楽しみにしてます密かに応援してます！！ (2019年11月24日 12時) (
レス) id: fe0b7193f6 (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - mayukaさん» 今日はこの調子でガンガンいくので、お時間ある時読んでくださいね（^人^） (2019年11月24日 11時) (レス) id: 4e9470d447 (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - 椛さん» Flowerさんのカラフル、聴いてきました！そして…ビックリ！初めて聴いたんですが、本当にあのシーンに合ってましたー(>_<)！教えてくださりありがとうございます(〃ω〃)！ (2019年11月24日 11時) (レス) id: 4e9470d447 (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - maikoさん» 始まりました！怒涛の更新！ついてきてくださーい！ (2019年11月24日 11時) (レス) id: 4e9470d447 (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - シュンさん» 最後まで、少しでも感動してもらえますように…（^人^） (2019年11月24日 11時) (レス) id: 4e9470d447 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◎まる◎
| 作成日時：2019年11月23日 21時
