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臣side
振り返ると、困ったように笑った彼女が隆二と龍さんを順に見つめて
「今市、龍、すまない。私が中途半端に喋ったせいで変に気を使わせて。もう25年も前の話だ。私の中ではとっくに過去のことだ。気にしないでくれ。」
そう言う彼女に返す言葉が見つからずにいると…
「A、ミルク飲むでしょ？一緒に取りに行こう？」
桜庭さんが立ち上がって、彼女の腕に手を回した。
「うん。行く。」
「もうホテルって見て回った？」
「全然。プールだけは2回行ったけど。」
「そっか。じゃあ見て回ろう？」
俺たちは置いてけぼりで、2人で話しながらあっという間にいなくなってしまった。
呆然としている俺たちに…
「…まあ…何はともあれ、今後も仲良くしてやって。」
檀さんが優しく微笑んで、龍さんが小さく会釈した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「事故とか…災害とかなのかな…。」
食事を終えて、エレベーターに乗り込んで、誰ともなく呟いた岩ちゃん。
「…兄弟いっぺんに亡くしたんだから、きっとそうだよね。」
人一倍家族思いのエリーが辛そうに目を伏せる。
「…とにかく…彼女から話してくれるまでは、あまり触れないようにしよう。」
直人さんの言葉に皆で頷いた。
…
エレベーターを降りて、中庭に出られるホールへと向かう。
さっき、いつのまにか桜庭さんのLINEをゲットしていた健ちゃんが2人のいる場所を聞き出して、皆でそこに向かっているところだった。
数基あるエレベーターの１つから檀さんと龍さんも降りてきたのを確認して…
透明のドアの前…外側に立つ彼女を見つけて…
「A！」
岩ちゃんが子犬スマイルで彼女を呼んだ時だった。
こっちに気づいて、彼女が中へ入ろうと動いた瞬間…
ガシャンッ
彼女のすぐ隣…
さっきまで立っていた場所に…
陶器が落ちてきたのは…
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◎まる◎(プロフ) - nonxileさん» このシーン、書いてて楽しかったですー（≧∇≦）！今夜も更新したいと思ってます！ありがとうございます！ (2019年11月6日 8時) (
レス) id: 4e9470d447 (このIDを非表示/違反報告)
nonxile(プロフ) - 直人さんマネ最高です（≧∇≦）更新楽しみにしてます！ (2019年11月6日 6時) (レス) id: 72fce42f41 (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - さこさん» さこさん(≧∀≦)！ありがとうございます！ここ数日はドSモードで書いておりました！泣いてもらえたと聞いて、私の方が感動しております！今日も順調に下書きができたので、明日も更新しますね！ (2019年11月5日 23時) (レス) id: 4e9470d447 (このIDを非表示/違反報告)
さこ(プロフ) - ◎まる◎さん、こんばんは！主人公にこんなとてつもない過去があっただなんて、しかもお別れとか、、、。涙を流して読みました。これからどうなるのが、ものすごく気になります。次の更新も楽しみにしてますね！ (2019年11月5日 22時) (レス) id: d95e73f21b (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - ガンちゅうさん» うわぁ(≧∀≦)！ガンちゅうさん、お久しぶりですー(^-^)！コメント嬉しいです！実は、下書きの方がゴール見えて来まして、そっちに夢中になってました。今夜、更新します！早く怒涛の更新したいですー。 (2019年11月5日 12時) (レス) id: 4e9470d447 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◎まる◎
| 作成日時：2019年10月26日 11時
