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臣side
「おー！来た来た！あれ？Aは？」
俺ら3人の姿を確認して、直人さんが首を傾げた。
「部屋に戻っちゃいました。朝は食べないのかな。」
岩ちゃんの言葉に…
「いいえ。皆さんが作られたおにぎりのストックがあるので、そちらを召し上がるそうです。」
優雅に食後コーヒーを飲み始めた桜庭さんが、それをニコニコ見守る健ちゃんの隣の席で答えた。
「え！？あれ捨ててないの？」
エリーの驚いた顔。
俺を含めて、皆同じように驚いて…
「あいつは感情表現が苦手だけど、ものすごく嬉しかったみたいよ？」
まだまだ食べ続けている檀さんがそう言って笑った。
「…俺がおにぎり作った時も、すごく嬉しそうだった。」
考え込んだ俺を見て…
…桜庭さんが少し迷った後に…
「ご兄弟の思い出があるようです。」
龍さんを見ながら遠慮がちにそう答えて…
その返答に、隆二があ！って顔をして言った。
「龍さん！Aの双子の弟って似てるの？龍さんの他にももう1人お兄さんいるんでしょ？どんな人？」
初めて聞くその情報に、俺らが驚いたのは勿論だけど、龍さん、檀さん、桜庭さんも驚いた顔になって…
「Aが…言ったんですか？」
隆二を見つめながら龍さんが聞いた。
驚かれたことに少し居心地悪そうになった隆二は
「うん…まずかった？作詞してるときに、女目線でどう？って聞いたら“男兄弟の中で育ったから女扱いするな”みたいなこと言われて教えてくれてんだけど…。」
そう言って龍さんを見つめ返した。
全員の視線は龍さんへ…。
「そうですか……私とAは血の繋がらない兄妹なのは既にご存知ですよね？Aが今市さんに教えたのは、血の繋がっている兄弟のことです。」
龍さんの返答に、隆二は明らかにまずいって顔になった。
そうだ、忘れてたけど、龍さんはAと血が繋がっていない。双子の弟がいる時点で、少し複雑な家族環境なのかもしれない…。
気まずい空気が流れた中…
…次の龍さんの一言で、頭が真っ白になったのはきっと俺だけじゃない。
「…2人のお兄さんも双子の弟さんも…全員既にこの世にはいません。弟さんと彼女はあまり似ていませんでした。2番目のお兄さんの方が似ていたような気がします。」
「…え？」
「…亡くなっているんです。彼女が９歳の時に。」
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◎まる◎(プロフ) - nonxileさん» このシーン、書いてて楽しかったですー（≧∇≦）！今夜も更新したいと思ってます！ありがとうございます！ (2019年11月6日 8時) (
レス) id: 4e9470d447 (このIDを非表示/違反報告)
nonxile(プロフ) - 直人さんマネ最高です（≧∇≦）更新楽しみにしてます！ (2019年11月6日 6時) (レス) id: 72fce42f41 (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - さこさん» さこさん(≧∀≦)！ありがとうございます！ここ数日はドSモードで書いておりました！泣いてもらえたと聞いて、私の方が感動しております！今日も順調に下書きができたので、明日も更新しますね！ (2019年11月5日 23時) (レス) id: 4e9470d447 (このIDを非表示/違反報告)
さこ(プロフ) - ◎まる◎さん、こんばんは！主人公にこんなとてつもない過去があっただなんて、しかもお別れとか、、、。涙を流して読みました。これからどうなるのが、ものすごく気になります。次の更新も楽しみにしてますね！ (2019年11月5日 22時) (レス) id: d95e73f21b (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - ガンちゅうさん» うわぁ(≧∀≦)！ガンちゅうさん、お久しぶりですー(^-^)！コメント嬉しいです！実は、下書きの方がゴール見えて来まして、そっちに夢中になってました。今夜、更新します！早く怒涛の更新したいですー。 (2019年11月5日 12時) (レス) id: 4e9470d447 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◎まる◎
| 作成日時：2019年10月26日 11時
