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臣side
桜庭さんは、龍さんに抱き抱えられて、Aの部屋へと運ばれた。
「すまん…言われてたのに。」
健ちゃんは一通り話し終えると深く頭を下げた。
「…いや、仕方がない。山下は悪くないから。」
Aはそう言うと、檀さんの顔を見た。
「言うなって言われてたけど…こうなったら言っておいた方がいいよな。」
Aの視線を受け取った檀さんは、頷いてそう言うと…
「前にちらっと話したよね？俺とAを繋いだのは怜だって。その時のことが関係してるんだよね。」
「…桜庭さんの過去に…何があったんですか？」
真剣な表情の健ちゃん。
「……酷いストーカー被害に遭ってた。」
檀さんが、苦しそうに俯いた。
「ストーカー？」
「そう。だんだんエスカレートして、最後は彼女を襲った。最悪の事態は免れたけど…。その時、兄貴の理玖がそいつを捕まえて…、接近禁止命令が出たんだ。だけど……その後すぐに男は自ら命を絶った。」
「え？」
驚いた皆の視線が檀さんに向かった。
「俺と…Aに依頼が来たのは…その男が死んでから…怜の周りでおかしなことが起きるようになったから。寝ている時、誰かに身体を弄られたり…風呂場では誰かに見られているような視線を感じて…」
「嘘だろ…」
全員が恐ろしいことを頭に浮かべていた。
まさか…
「怜の側にいたくて、あえて死んだんだ。霊になって、ストーカーを続けるために。」
…
言葉を失った。
そんな恐ろしいこと…
桜庭さんはどれほど怖かっただろう。
「怜への執念が強すぎた。そもそも怜の側にいるためにわざわざ死んだ男だ。浄霊は最初から不可能だった…。除霊に臨んだ時……。」
「異形になった。」
Aが静かに言った。
「怜は心にも身体にも傷を負った。今でも、背後から誰かに後を付かれると過去を思い出す。…それでも…彼女は強かった。自分と同じ思いをしている人を１人でも早く助けてあげたい、そう思って鏡映の下につきたいと願い出た。…本当だったら、二度とこんな世界に関わりたくないはずなのに。」
Aは切なそうに目を瞑った。
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◎まる◎(プロフ) - nonxileさん» このシーン、書いてて楽しかったですー（≧∇≦）！今夜も更新したいと思ってます！ありがとうございます！ (2019年11月6日 8時) (
レス) id: 4e9470d447 (このIDを非表示/違反報告)
nonxile(プロフ) - 直人さんマネ最高です（≧∇≦）更新楽しみにしてます！ (2019年11月6日 6時) (レス) id: 72fce42f41 (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - さこさん» さこさん(≧∀≦)！ありがとうございます！ここ数日はドSモードで書いておりました！泣いてもらえたと聞いて、私の方が感動しております！今日も順調に下書きができたので、明日も更新しますね！ (2019年11月5日 23時) (レス) id: 4e9470d447 (このIDを非表示/違反報告)
さこ(プロフ) - ◎まる◎さん、こんばんは！主人公にこんなとてつもない過去があっただなんて、しかもお別れとか、、、。涙を流して読みました。これからどうなるのが、ものすごく気になります。次の更新も楽しみにしてますね！ (2019年11月5日 22時) (レス) id: d95e73f21b (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - ガンちゅうさん» うわぁ(≧∀≦)！ガンちゅうさん、お久しぶりですー(^-^)！コメント嬉しいです！実は、下書きの方がゴール見えて来まして、そっちに夢中になってました。今夜、更新します！早く怒涛の更新したいですー。 (2019年11月5日 12時) (レス) id: 4e9470d447 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◎まる◎
| 作成日時：2019年10月26日 11時
