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隆二side
ホテルのロビーには、優雅にソファーに腰掛けて、ホットミルクを飲みながら雑誌を読んでいる女王様。
「あれ？龍さんと桜庭さんは別行動でしたよね？」
女王様を守るように、相変わらず彼女の背後に立つ龍さんと、女王様の向かいで同じようにソファーに座ってコーヒーを飲む桜庭さんに声をかける。
「現場までは一緒に行きます。Aが出来るだけ力を使わないように、結界を張ってから我々は移動します。」
…
「…えーと…素人なんで教えて下さい。2人ともここから離れても結界張ってるから大丈夫なんですよね？」
俺がした質問に…
彼女が顔を上げた。
じっと見つめるその瞳は澄んでいて…
まるで全てを見透かしているようで少し怖くなる。
「…力が分散しているうちは、龍の結界と私の作った護符でしのげる。」
…
「…昨日から…力が分散してるからって聞くけど…１つになったらどうなるの？」
恐らく、全員がその疑問を持っていて…でも、答えを聞くのが怖い質問を投げかけた。
彼女は…
俺から視線を話すことなく、淡々と答えた。
「…そうだな…長い年月をかけて、念が深く大きくなっている。あれが１つになれば、龍の力では抑えられない。」
「…え？……じゃあ…直人さんは？助けるって言ったよな？」
思わず声のトーンが下がった俺を見て、彼女は無表情のまま言った。
「…片岡は守る。いちいち疑うな。ボーカル揃って失礼だな。」
「え？ボーカル？」
俺より先に声を上げたのは臣だった。
「Aさんって、俺らが何してるかも分かってるの？」
「興味は全くない。が、鏡映に名前と一緒に覚えさせられた。」
苦い顔をした彼女に、臣が楽しそうに笑った。
…それを見て…
…予感がした。
…臣はきっと彼女が特別な存在になる。
…そんな予感。
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◎まる◎(プロフ) - みきさん» はじめまして(≧∀≦)嬉しいです！いつもと違う感じの関係性を書きたかったので(//∇//)恋愛モードに入っていく過程も今後楽しんでいただけたら嬉しいです。 (2019年8月10日 20時) (
レス) id: d297b5115d (このIDを非表示/違反報告)
みき - はじめまして。いつも楽しく読ませて頂いてます。いつもと違うメンバーの主人公への反応の仕方、ツッコミが楽しくて楽しくて(^^)素敵な時間をありがとうございます。 (2019年8月10日 18時) (携帯から) (レス) id: 28e8727e1e (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - あややんさん» お待ちしておりましたー(^-^)/怖い、ありがとうございますー(≧∀≦)◎まる◎は実は怖いの大好きです…でも、case1は控えめにいきたいと思います…。今後もよろしくお願いします！ (2019年8月7日 20時) (レス) id: d297b5115d (このIDを非表示/違反報告)
あややん - っっはっ！コワイっ！やっぱり、まるさんは表現力がほんとに凄いですね！！めちゃめちゃどういう状況かを想像してしまった…。あーー、 3人はどうなったんだろう…続き楽しみにしてます！ (2019年8月7日 20時) (レス) id: f0ecbe2c49 (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - tckntさん» またまた「怖い」頂きましたー(≧∀≦)！皆様の想像力に感謝しかありません(T-T)続きもよろしくお願いします！ (2019年8月7日 17時) (レス) id: d297b5115d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◎まる◎
| 作成日時：2019年7月21日 6時
