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…
ほとんど眠れずに出勤。
昨日の隆二君のキスと、登坂さんの“もう少しだけ時間をちょうだい”と言う言葉が交代で私の脳を占拠した。
「…こんな時…何も考えずに打ち込める仕事って大事だ。」
出社して、濃いコーヒーを入れて気合を入れる。
剛典君から昨夜のことを聞いたらしい青ちゃんに“大丈夫ですか？”と聞かれて、笑顔で大丈夫と答えた時…
「は！？」
電話をしていた燈護がいきなり大きな声を出してフロアが静まり返った。
？
「…何だろ？誰からの電話かな？」
燈護に視線を向けたまま、隣の青ちゃんに尋ねると…
「部長から課長宛に内線電話きてさっき回したんですよね。」
青ちゃんも心配そうに燈護を見つめていた。
「いや…急な話ですし…いや…いますけど……えぇ、午前中はいますよ、だけど……もしもし？……切りやがった…。」
イラついたように受話器を置いた燈護は…両肘をついて、手で頭を抱えた後
諦めたようにため息をついて私を見た。
「市野辺、来客だ。次の大きな契約相手で、担当にお前を指名してきてる。部長から呼ばれたから行くぞ。」
「…え？私が…ですか？」
「…そう…とりあえず、ついて来い。」
席を立った表情の硬い燈護に続いて心配そうな青ちゃんの視線を感じながら廊下へと出た。
「…あの…課長…
相手を聞こうと話しかけた私を遮るように燈護は言った。
「相手の企業……NK商事だ。」
…
…
…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
気がつけば、会議室の前にいた。
燈護の言葉から、頭が真っ白でどう歩いてきたかもわからない。
まさか…
例え、相手の企業がそうだったとしても…
彼が直接来ているはずがない。
「行くぞ。」
ノックをした後に、燈護が私の背中をポンと叩いて言った。
…
扉の向こうのソファーには、知っている顔が２つ。
「…蒼」
大好きだった…
…初めての恋の相手が
…私を見て微笑んだ。
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◎まる◎(プロフ) - aggyさん» ハゲるいただきましたー！（笑）！いやー、本当に好きです、そのコメント（笑）引き続きよろしくお願いします(≧∀≦)！ (2019年5月4日 16時) (
レス) id: da4fc601b2 (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - さこさん» 今しばらくぎゅーっが続いてのキュンがいきますよー！待ってて下さいね(≧∀≦) (2019年5月4日 16時) (レス) id: da4fc601b2 (このIDを非表示/違反報告)
aggy(プロフ) - 切ない〜！ハゲる〜！(TT)笑もう隆二くんにすればいい〜！！とか思ってますが、急展開しそう！！きゃー(o。q°o)！って読んでました(笑)つぎの更新も楽しみにしてます、失礼しましたm(_ _)m (2019年5月4日 13時) (レス) id: 4fbf4fb7f7 (このIDを非表示/違反報告)
さこ(プロフ) - まるさん、切ない！！てか、キュンとギューが満載すぎて、心臓が痛すぎます(＞人＜;)主ちゃんの初恋の人まで出てきちゃって、臣くんと主ちゃんは、どうなっちゃうの！？とドキドキが止まりません！！でも、更新楽しみにしてます！ (2019年5月4日 12時) (レス) id: d95e73f21b (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - 花さん» 花さん(≧∀≦)お久しぶりです！コメント嬉しいです(*^_^*)もう本当にもどかしいですよね(>_<)もどかしいお話を書きたかったけれど、自分で思っていたよりもどかしくなっちゃいましたー。 (2019年5月4日 10時) (レス) id: da4fc601b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◎まる◎
| 作成日時：2019年4月26日 18時
