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…
再開した作業は18時で終了した。
スタッフは一旦帰宅。
所属アーティストは明日の午後から新年会でホテルへと集まってくる。
私達は朝9時にホテル集合になった。
大勢のスタッフが帰っていく中、私はロビーのソファーに座って、ぼーっとガラスごしにみえる外の景色を眺めていた。
「悪い、遅くなった。」
振り向いた先に、息を切らせた燈護。
「全然。仕事大丈夫？」
「あぁ。後は明日やることばっか。」
「そっか。そんじゃ、行こっかー。」
よいしょ、と立ち上がって、2人でホテルを後にする。
「そう言えばチェックインした？」
「俺は休憩時間の時にしといたから。」
「そっか。」
燈護と私は、大晦日、することもないから一緒にご飯を食べて、そのまま新年会会場のホテルに泊まることにしていた。
「TVのある個室？」
「そう。紅白見ながら食えるだろ？」
燈護が予約してくれたイタリアン居酒屋の個室。
ワインで乾杯した後、2人で取り留めもない話をしていたら気がつけば始まっていた紅白。
三代目の出番になって、自ずと2人とも無言でテレビに見入った。
「…ニッコニコだねぇ。」
HAPPYの紅白スペシャルバージョン。
観ているこっちも幸せな気分になるパフォーマンス。
ふと気がつくと、燈護がTVじゃなくて私の顔を見ていた。
「ん？何？なんかついてる？」
ふざけて自分の顔をペタペタと触っていると…
「んー。“私、今、気がかりなことがあります”って書いてある。」
…
「…そんなこと顔に書いてないし…。」
「そうか？俺には見えるけど？…そうだな、休憩終わって戻って来たあたりから書いてあったな。」
「…………………」
「んで？休憩時間に何があったの？ごちゃごちゃ悩んだまま年越したら、来年1年ずっとごちゃごちゃ悩むことになるぞー。」
「……それは嫌だ。」
「だったら言え。俺が解決してやれることじゃないのか？」
すっと、真剣な表情になった燈護に
「…登坂さんのことなんだけど…」
気まずそうに燈護を見上げると…
「うん。だろうな。っで？」
彼の名前には大きなリアクションはなくって
「…直人に聞いてるの？」
そう聞いた私に…
「お前なぁ、そんなもん、いちいち聞かなくてもすぐ分かるっつーの。何年お前のこと見てると思ってんだ。直人だっていちいち言うような性格じゃないだろ。」
そう、呆れたように言った。
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◎まる◎(プロフ) - 花さん» ありがとうございます(≧∀≦)この後更新します！大きな転換点…シーズン4も楽しんで頂けると嬉しいです！ (2019年4月2日 5時) (
レス) id: da4fc601b2 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - にやにやしちゃうし切なくもなるし、メンバーの掛け合い面白くて笑っちゃうし、ほんっっと最高です！！ (2019年4月2日 0時) (レス) id: 8032a12eeb (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - あややんさん» 令和！笑！先取ってますね(≧∀≦)！令和元年も楽しく書き続けたいと思います！応援よろしくお願いします(*^^*)♪ (2019年4月1日 21時) (レス) id: da4fc601b2 (このIDを非表示/違反報告)
あややん - せ・・・切ないですね。キュンキュン要素と二人の過去、絶妙なバランスすごいですね！平成が終わって、令和になっても読ませていただきます！笑 (2019年4月1日 15時) (レス) id: 91918f870b (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - たかあやさん» いつもありがとうございます（≧∇≦）あー、こんなことになったら、もう心臓止まっちゃう！なんて妄想しながら書いてます(*^^*)同じドキドキが伝わっていると思うととても嬉しいです。今後もよろしくお願いします！ (2019年3月31日 10時) (レス) id: da4fc601b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◎まる◎
| 作成日時：2019年3月27日 20時
