君を想う〜第1章…3

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…









「私が悪い…？なぜゆえに？」






ソファーの上で胡座をかいてスマホを触り出した登坂さんに質問。








「だってさ、最近、真っ赤な顔して照れたり、慌てたり、人間らしくて可愛かったのに、突然また冷静キャリアウーマンキャラに戻ってさ。のくせに、私は変わってません、みたいに言うから…びっくりさせたくなるじゃん。」






…








…だから、演じてないと顔に気持ちがダダ漏れになっちゃうんだってば！







…ってか、だからってSっ気発動させなくていいから！








……あぁ…もう疲れた








「酔っ払いには付き合いきれません。タクシー呼びます…。」

言い合いをする気力も奪われ力なく振り返った時




「…ちょっ！なんで脱いでるんですか！」
上半身裸の登坂さんが私の横を通り過ぎる。





「酔っ払いはシャワー借りることにした。市野辺さん、寝ててね。」



「ちょっと！誰が良いって言いました？！」

あとを追って行ったけれど目の前でドアは閉められて…




ガチャ




…しっかり鍵までかけられた。






…嘘…






…帰らないつもり！？






どうしよう？







とりあえず…







ドンドンドン！！


ドアを叩くと、「何？」って迷惑そうな声が奥から聞こえる。


「この前お借りしたパーカー洗濯したので置いておきます。あと、直人の買い置きの下着と、燈護のジャージ置いとくので着替えで使ってくださいね！」




…結局お世話してる自分の性格が憎い…。

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