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隆二side





「え?市野辺さん、所沢じゃないの?」
岩ちゃんが箸を止める。





「はい。高校は母方の叔母にお世話になっていました。その前にいた所は田舎すぎて高校がなかったので。」









「その前にいた所?」
臣が首を傾げた。









確かに、普通なら“実家が田舎で…”なら、まだ分かるけど…








「あぁ、えーと、その前にいたのは、祖母のところです。」








「おばーちゃんと一緒に住んでたんだ?」
ばーちゃん子のエリーが嬉しそうに聞いている。





「はい。田舎でペンションをやっていまして。中学校まで通うのが大変で。小学校まで楽してたから…。」







「「「「「「「?」」」」」」


再び、皆が不思議顔になった所で、
「A、情報が小出しすぎて皆混乱してる。」
笑いながら直人さんが言った。







「え?あ、そっか。ごめんなさい。そうでした。私、六年生の時に両親と弟を事故で亡くしていまして、中学校に入る時に母方の祖母の所に引き取られてるんです。」




世間話のようにさらっと言った内容に、室内が静まり返った。







「…あれ?ごめんなさい。こういう話久しぶりで、その後のこういう反応も久しぶりです。」


「まー、普通はこうなるわな。」


「そうだよね、直人と燈護なんて、泣いてくれたしね。」


「おまっ、それ言う?俺の純粋な優しい気持ちを…。」


「いやいや、感謝してるって。」


「ぜーったい小馬鹿にしてるよな、お前。」





室内の空気とは正反対の2人の雰囲気に、市野辺さんにとっては、この話は心の整理がついたものだと分かって安心する。






「市野辺さん、高校でモテたでしょう?」
直己さんが優しく微笑み


「ってか、Aさんなら男女問わず人気あったでしょ!?」

片倉さんがうっとりしながら回想し始めると…





「…全然。…あ、ちょっとおトイレに…。」
苦笑いになった市野辺さんは居心地悪そうに出て行ってしまった。

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設定タグ:三代目JSOULBROTHERS , 登坂広臣 , 今市隆二   
作品ジャンル:恋愛
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◎まる◎(プロフ) - 花さん» ありがとうございます(≧∀≦)この後更新します!大きな転換点…シーズン4も楽しんで頂けると嬉しいです! (2019年4月2日 5時) (レス) id: da4fc601b2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - にやにやしちゃうし切なくもなるし、メンバーの掛け合い面白くて笑っちゃうし、ほんっっと最高です!! (2019年4月2日 0時) (レス) id: 8032a12eeb (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - あややんさん» 令和!笑!先取ってますね(≧∀≦)!令和元年も楽しく書き続けたいと思います!応援よろしくお願いします(*^^*)♪ (2019年4月1日 21時) (レス) id: da4fc601b2 (このIDを非表示/違反報告)
あややん - せ・・・切ないですね。キュンキュン要素と二人の過去、絶妙なバランスすごいですね!平成が終わって、令和になっても読ませていただきます!笑 (2019年4月1日 15時) (レス) id: 91918f870b (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - たかあやさん» いつもありがとうございます(≧∇≦)あー、こんなことになったら、もう心臓止まっちゃう!なんて妄想しながら書いてます(*^^*)同じドキドキが伝わっていると思うととても嬉しいです。今後もよろしくお願いします! (2019年3月31日 10時) (レス) id: da4fc601b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:◎まる◎ | 作成日時:2019年3月27日 20時

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