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臣side















俺の申し出に、一瞬だけ戸惑った顔になった市野辺さんはその後はいつもの淡々とした雰囲気に戻って…








今はマンションの俺の部屋の中…









俺をソファーに座らせると…









「明日の朝の分の食事を作っていいですか?」

キッチンの方をチラッと見てそう言った。









「え!?」

驚いてその顔を思わず凝視すると…




恥ずかしそうに少し赤くなって目を逸らした彼女に更に驚いて…返事をできずにいたら…





「…そこまで…驚かなくても…私も人並み程度には料理できますから…。…あの、キッチン…いいです?…あ…でも、あの…ご迷惑でしたら言って下さい。勝手に他の女性に使われて気分悪くされることもありますよね。…あぁ、そうか、私が作るまでもないか…。」

そうブツブツと自問自答し始めた彼女。



















「…あの…市野辺さん…?何の話…してます?」


俺の質問にパッと顔を上げた彼女は


「え?登坂さんの恋人の話です。」

そう真顔で言い切った。









「はい???恋人!?」


「はい。出過ぎた真似をしてしまいそうになりました。すみません。」


「俺、彼女いるとか言ったことありましたっけ?!」


「え!?いますよね!?恋人の1人や2人や3人!」


「3人…って!3人どころか1人もいないですって!」


「…大丈夫です、言いませんから。」


「いや言わないも何もいないんですって!」


「…秘密主義ですね…」


「…頑固ですね…」


「…え?本当にいらっしゃらないんですか?」


「…いらっしゃらないんですって…。」









「…………大変失礼しました………。」





気まずそうにした市野辺さんに、俺はたまらず笑ってしまった。

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設定タグ:三代目JSOULBROTHERS , 登坂広臣 , 今市隆二   
作品ジャンル:恋愛
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瑞穂(プロフ) - 久しぶりに、来てみたら、大好きなまるさんの作品に鍵がかかっていて、読めず残念です。どの作品も、大好きです。君想うは、鍵がかかっていなかったので、久しぶり読ませて頂きました!やはり素晴らしいです。また、読みに来ます! (2020年8月6日 1時) (レス) id: 800035175b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ◎まる◎さん» 私は長編で描写を細かく書いたり話に深みを出せる作者様が羨ましいです♪嬉しいってお言葉ありがとうございます!お互い頑張りましょう(*´ω`*) (2019年5月20日 15時) (レス) id: 8892e5e17b (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - 薫さん» 私は短編できちんと話を完結できる書き手さんが羨ましいですー(≧∀≦)!作品拝見してドキドキしてますー(//∇//)今は長編執筆中なんですね!頑張って下さいね(^-^) (2019年5月19日 21時) (レス) id: da4fc601b2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ◎まる◎さん» 返信ありがとうございます!本当に面白いです。長いお話をかけるのも凄いなと思います!表現力ありありですよ!作者様の優しい気持ちになれる表現好きです。読んでくださるんですが!?拙すぎて恥ずかしいです(笑)更新頑張ってください! (2019年5月19日 20時) (レス) id: 8892e5e17b (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - _noさん» おはようございます(≧∀≦)一気読み…すごい!長い話だから大変でしたよね(>_<)書くたびに話が長くなっていく…。今後も頑張るのでよろしくお願いします! (2019年5月19日 4時) (レス) id: da4fc601b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:◎まる◎ | 作成日時:2019年3月9日 13時

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