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岩side






“1週間、楽しみが伸びるだけのこと。構いませんよ。あぁ、でも、その間におかしなことはしないことですね。私の電話一本であの記事はすぐに世間に公表されますからね。”







楽しそうにそう言って神谷は部屋を出て行った。







久遠はその少し後に続くように歩き出し…







Aとすれ違いざま、一瞬だけ立ち止まった。







真っ正面を見たままのAに…








「…1週間後からは……わざわざあの部屋に呼び出さなくてもいいんだな。」
久遠も真っ正面を向いたまま、無表情で彼女の耳元で俺達にも聞こえるようにささやく。







ピクンと彼女の身体が反応した瞬間…







カッと血が昇るのを感じて、久遠に掴みかかろうとした時…







先に誰かが俺の前に立ちはだかって、久遠の胸ぐらを掴んだ。








隆二さんかと思ったその背中は…









「登坂っ!!!」
直己さんが羽交い締めするように抑えた。









「臣っ!ダメだ!手は出すな!」
殴り掛かろうと振り上げた拳を必死に掴む直人さんとエリー。








「…全員同じ気持ちだろうが!!!」
隆二さんが拳を握りしめて怒鳴り声を上げた。







臣さんの横を抜けて久遠に掴みかかろうとする隆二さんを健さんが止めに入る。







騒然とする室内。









「…やめろ。」
静かな……それでいて有無を言わせないHIROさんのその一言にメンバーの動きが止まった。







部屋に入って来たHIROさんが真っ直ぐに向かったのは、青白い顔をして立ち尽くしているAの前。








「…すまない。…大丈夫か?」
HIROさんの声かけに、ハッとしたように顔を上げたAは、HIROさんに無理やり作った笑顔を見せて







「問題は解決しました。私はこれで失礼します。」
切り替えたように、毅然とそう言うと、呆然としている俺達の方は少しも見ずに部屋から出て行った。

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設定タグ:登坂広臣 , 今市隆二 , 三代目JSOULBROTHERS   
作品ジャンル:恋愛
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◎まる◎(プロフ) - nonさん» ありがとうございますー!番外編の感想頂けてとても嬉しいです。以前にも書いたことがありますが、私が思っていた以上にLevel Sを喜んで頂いた声が多くて嬉しい悲鳴です!今後も喜んで頂けるような作品作りに励みます! (2019年1月9日 22時) (レス) id: 1dba7527db (このIDを非表示/違反報告)
non(プロフ) - こんばんは。私はLevel Sの様なストーリー好きです。メインも素敵でしたが、隆二くんと夜優ちゃんの番外編がかっこよかったです。まるさんのストーリーはワクワクドキドキそしてきゅんもあるのでとても楽しみです。またこう言うストーリーをお願いしたいです。 (2019年1月9日 18時) (レス) id: 8206495f61 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:◎まる◎ | 作成日時:2019年1月8日 4時

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