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臣side




部屋から出ると、HIROさんはすぐ隣の部屋へ入るよう言った。




「HIROさん、そろそろ出ていいですかね?」




??




直人さんがそう言って、自分のスマホを俺たちに見せる。






着信を知らせている点滅と、ディスプレイには『HIROさん』の文字。






え?






HIROさんを振り返ると
「そうだな、そろそろ出ておいた方がいいな。」
そう答えた彼の手にはスマホはなかった。





「中の声が聞こえるように、目につかないところに置いて来た。通話にしとけば中の様子が分かる。何かあれば、すぐに駆けつけられる。」





着信を受けた直人さんは、スピーカーにして、俺たちの真ん中にスマホを置いた。






「あんまり大きな声、出すなよ?」
そう言って、HIROさんは少し離れたソファーに腰掛けて、両手を組んだ。







『…琴平様、お越しになりました。』
受付係がドアを開けて彼女に伝える声が響く。













しばらくすると、中年男性の声が響いた。



『…まさか……今日会えるとは思っていませんでしたよ。…ご無沙汰していましたねぇ、琴平さん。…とっても大きな怪我をされたとか?お怪我の具合はどうですか?』


男が、怪我の具合を尋ねた瞬間、自分の頭に血が昇るのを感じる。





ぎゅっとテーブルの上に置いた手を握り締めた時…




落ち着け、そう言うように直人さんの手が俺の手をポンポンと叩いた。




すっと少し気持ちが落ち着いた時…





次の神谷の言葉に、3人が立ち上がった。







































『久遠も、久しぶりだろう?彼女に会うのは?どうだい?よく知った女との5年ぶりの再会は?』



















あいつも来てる。



















そして今、









彼女の目の前にいる。

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設定タグ:登坂広臣 , 今市隆二 , 三代目JSOULBROTHERS   
作品ジャンル:恋愛
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◎まる◎(プロフ) - nonさん» ありがとうございますー!番外編の感想頂けてとても嬉しいです。以前にも書いたことがありますが、私が思っていた以上にLevel Sを喜んで頂いた声が多くて嬉しい悲鳴です!今後も喜んで頂けるような作品作りに励みます! (2019年1月9日 22時) (レス) id: 1dba7527db (このIDを非表示/違反報告)
non(プロフ) - こんばんは。私はLevel Sの様なストーリー好きです。メインも素敵でしたが、隆二くんと夜優ちゃんの番外編がかっこよかったです。まるさんのストーリーはワクワクドキドキそしてきゅんもあるのでとても楽しみです。またこう言うストーリーをお願いしたいです。 (2019年1月9日 18時) (レス) id: 8206495f61 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:◎まる◎ | 作成日時:2019年1月8日 4時

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