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直人side
「っちょ……これ、おかしいですよね？完全にはめられてませんか？」
亜嵐が抗議の声をあげる。
「ビール一杯でそこまで酔わないでしょう、そんなに酒の弱い奴らでもない。…恐らく…薬か何か入っていたかと…。すみません。自分の管理責任です。」
担当マネージャーが悔しそうに頭を下げた。
「…真実がそうだったとしても、立証は難しい。この写真を見る限り、悪いのはこっちだ。これが世の中にでたら、グループは終わりだ。相手は訴えるの一点張り……なんだけど…」
HIROさんが苦しい表情でAを見た。
黙ってその視線を受け止めているA。
「琴平さんのお願いなら、なかったことにしてあげてもいいと言って来ているんだ。」
無表情だった彼女の表情が少しだけ動いた。
「…相手の名前は？」
抑揚のない声を出したAに、HIROさんは答えた。
…
「神谷圭一。神谷グループのトップ。Aちゃん、知ってるかな？」
ガタンッ
扉の向こうで誰かが音を立てた。
彼女は、表情を変えないまま言った。
「…HIROさん、大変申し訳ないです。……今回のことは、うちの問題です。恐らく…いえ、確実に、うちのトラブルに巻き込んだと思います。グループに迷惑のないようこちらで処理致します。一任してくださいますか？」
彼女のその言葉に反応したのは俺と直己だった。
「あなたは関わるべきではない。」
直己が珍しく強めの口調で言い、会議室が静まり返る。
「…神谷に…頭なんて下げる必要ないだろ！」
俺の感情的な声が響き渡り、
HIROさんがその様子から、この問題が想像以上に深刻なものだと悟った顔になった。
「Aちゃん、前回はこっちのトラブルを君が助けてくれた。今回は、うちがやれることをやらせて欲しい。」
そう言ったHIROさんの申し出に、彼女は何の迷いもなく言い切った。
「…これは、私と神谷の人生をかけた戦いです。誰1人、巻き込むことはしたくありません。」
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◎まる◎(プロフ) - nonさん» ありがとうございますー！番外編の感想頂けてとても嬉しいです。以前にも書いたことがありますが、私が思っていた以上にLevel Sを喜んで頂いた声が多くて嬉しい悲鳴です！今後も喜んで頂けるような作品作りに励みます！ (2019年1月9日 22時) (
レス) id: 1dba7527db (このIDを非表示/違反報告)
non(プロフ) - こんばんは。私はLevel Sの様なストーリー好きです。メインも素敵でしたが、隆二くんと夜優ちゃんの番外編がかっこよかったです。まるさんのストーリーはワクワクドキドキそしてきゅんもあるのでとても楽しみです。またこう言うストーリーをお願いしたいです。 (2019年1月9日 18時) (レス) id: 8206495f61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◎まる◎
| 作成日時：2019年1月8日 4時
