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…
くっついた胸から聞こえる剛典の速い心音…。
言葉を返せずに、ただ、そのまま剛典の腕に包まれて…
強張った体の力を抜いた時だった。
…
…
……部屋に鳴り響いたのはチャイムの音…
続け様に今度はノックの音がした。
「…残念……邪魔が入っちゃった。」
クスッと笑って体を起こした剛典は、優しく私の頭を撫でると
「…待ってて?」
低い掠れた声で耳元で囁いた。
…
…無理…
このままだったら剛典の甘さに流される…
どうやって部屋へ戻ろう?
そんなことをぐるぐる考えていた時…
「え?……っちょ、!!」
ドアを開けた剛典の焦った声と、ズカズカと誰かが部屋に入って来る足音。
何事かと顔を上げた私の目に入ったのは…
…
…
…
「…久遠…?」
無表情の久遠だった。
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◎まる◎(プロフ) - 花さん» こちらこそ、いつもありがとうございますo(^_^)oまさしく!ちょっと(かなり)独特な世界観の私のお話を読んでくださり、こちらこそ感謝感謝です。今後もよろしくお願いします! (2019年1月8日 4時) (レス) id: 1dba7527db (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - atokさん» 怒涛の更新、嫌がられてなくて良かったー!では、最終回へ向けてまだまだお付き合い下さい! (2019年1月8日 4時) (レス) id: 1dba7527db (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - あやさん» ズラーッと(笑)!とっても面白い表現頂きありがとうございます!そして、この作品と出会って頂きありがとうございます!引き続きよろしくお願いしますね! (2019年1月8日 4時) (レス) id: 1dba7527db (このIDを非表示/違反報告)
◎まる◎(プロフ) - nonさん» コメント(問いかけへのお返事)ありがとうございます!ではでは、怒涛の更新行っちゃいますよー!笑 (2019年1月8日 4時) (レス) id: 1dba7527db (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - いつも面白くドキドキするようなお話ありがとうございます!他には無いような意外な設定とかで読めることが嬉しいです!笑 これからも応援してます! (2019年1月8日 1時) (レス) id: bd82456b94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:◎まる◎ | 作成日時:2018年12月31日 7時