検索窓
今日:29 hit、昨日:5 hit、合計:165,767 hit

243 ページ43

隆二side






連れてこられた中華料理店







『定休日』の札が掛かってて…






「残念。どこ行く?」


そう言って、車に戻ろうとした俺の手を掴んだ蓮温。






「え?」





「いいから。」




蓮温は札なんて見えてないように、ガラッとドアを開けた。





トントントントン …聞こえる包丁の音





「親父さーん!来たよー?」





内側の暖簾を潜るように入った蓮温に







「…おじちゃん!久しぶりー!」
Aが奥の調理場に向かって大きな声を出した。






「おぉ!来たか、じょっちゃん!!」
登場した男の人を見て…








「…でか……」

「…クマ……」




臣と俺の声が重なる。








「おいおい、いきなり本当のこと言う失礼な奴連れて来たなぁ!」






190センチありそうな身長に…


横幅はAが2人並んでもすっぽり隠れそうな巨体。


唖然とする俺達を見て、豪快に笑い出した。







「じょっちゃん来たのはいつ以来だ?」



「…半年前…。お父様の命日の後。」



「そうだった!そうだった!蓮温と優雨はたまに来てるんだよな、別々だけど。優雨なんてつい最近来てったぞ。海外の飯はマズイってこぼしてた。」






「…あ!あの日?Aと肉食べに行った日にラーメン食べるっていなくなったよね?」

思い出した俺の顔を見て、大将は

「そうそう!うちのラーメンが焼肉に負けた日な!!」


そう言って、またがははと笑った後…


腕まくりするふりをして言った。









「さーて、店貸切にする位の有名人連れて来てくれたから、気合い入れて作らんとな!何食べたい?」

















「え?」









俺と臣が蓮温の顔を見つめる。









「遠くまで付き合わせたから、気兼ねなく二人に食事させたいって、うちの姫さんが。」
蓮温は大将と嬉しそうに話すAを見て言った。

244→←242



目次へ作品を作る
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
495人がお気に入り
設定タグ:三代目jsoulbrothers , 登坂広臣 , 今市隆二   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:◎まる◎ | 作成日時:2018年10月23日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。